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1月の時候の挨拶についてはこの時期を読めば完璧です!
ビジネスシーンで必ずしも必要となってくる、
「手紙」や「メール」でのやりとり。
直接会わないからこそ、重要となってくるのが、手紙やメールにおいてのマナーです。
そのマナーの1つに、「時候の挨拶」があります。
時候の挨拶は、その時の季節に合わせた言葉を用いて挨拶するのがきまりとなっています。
しかし、いざ時候の挨拶を書くとなると、
どんな言葉を使って時候の挨拶を書くか、迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、間違えやすいNG例も交えてご紹介していくので、ぜひ、ビジネスレターを書く上での参考にしてみてくださいね。[/char]
時候の挨拶って?
ここでは、「そもそも時候の挨拶とは何なのか」についてご説明いたしますね。
時候の挨拶は、手紙やメールを出す際の「季節の言葉」を用いたあいさつのことを言います。
「拝啓」などの頭語の後に続けるのがきまりとなっていますね。
時候の挨拶は、相手を思いやったり、気遣ったりするような意味合いを持っています。
例えるなら、道で知人に出会った際に「こんにちは」と挨拶した後に、
「今日はいい天気ですね」などという天気や気候の話をすることがあると思います。
挨拶と同時に相手を思いやって話題をふること、それを手紙やメールに落とし込んだ形が時候の挨拶です。
時候の挨拶は、日本人の「相手を気遣う」文化が生んだ手紙のルールだといえますね。
9月の時候の挨拶をご紹介!
9月といえば、暑い夏から涼しい秋へと移り変わる境目の月と言っても良いでしょう。
秋分を過ぎる頃には夜の時間も長くなり、いよいよ秋も深まってきます。
丁度よい、心地の良い風が吹く9月。
目に見える季節の移り変わりや、肌で感じたことを、
時候の挨拶に盛り込めるといいですね。
それでは、10の時候の挨拶の例文を挙げていきましょう。
1、暑さもいくぶんか和らぎ、過ごしやすい季節となりました。
2、空高く澄み渡る今日このごろ、澄んだ気持ちで仕事に取り組める好季節です。
3、長い酷暑も一段落したようで、今は心地の良い風が吹いております。
4、日を増すごとに秋の深まりを感じる今日このごろ。
5、二百十日も過ぎ、おだやかに色づく秋を感じられます。
6、暑さ寒さも彼岸までとは申しますが…
7、秋の夜長、中秋の名月も美しく輝いております。
8、秋空にいわし雲がみられる季節となりました。
9、虫の音に、秋の深まりを感じる今日このごろ。
10、未だ日中は夏の暑さですが、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってまいりました。

その他、9月を表す言葉として、
・長月
・菊月
・弦月
・色取月
・紅葉月
・稲刈月
…などという表現があります。
9月の時候の挨拶の意味を紹介!
ここからは、先に挙げました10の時候の挨拶の内容を解説していきます。
ぜひ、例文を参考に、相手やシーンに合わせて時候の挨拶を考えてみて下さいね。
【9月の時候の挨拶】No.1 暑さもいくぶんか和らぎ、過ごしやすい季節となりました。
8月下旬から9月にかけては、だんだんと気候も変化し、暑さも和らいできます。
変わりゆく季節に対して、「貴社におかれましては、お変わり無くお過ごしのことと存じます」といったように、相手の変わらない元気な様子を気遣うのが良いでしょう。
【9月の時候の挨拶】No.2 空高く澄み渡る今日このごろ、澄んだ気持ちで仕事に取り組める好季節です。
「空が高い」という表現は、秋の季節の表現とされています。
秋に空が澄み渡り、空が高く感じられることを言います。
澄んだ空と、仕事に向かう気持ちや心を並べることで、どこかすがすがしい時候の挨拶になりますね。
【9月の時候の挨拶】No.3 長い酷暑も一段落したようで、今は心地の良い風が吹いております。
9月ごろから、いわゆる「秋風」になる心地の良い風が吹き始めます。
「貴社におかれましては、益々ご清祥のことと存じます」といったような、相手を気遣う文章を続けられると良いですね。
【9月の時候の挨拶】No.4 日を増すごとに秋の深まりを感じる今日このごろ。
「秋が深まる」に似た表現として「秋めく」という表現もありますね。
秋という言葉を使った表現で9月を表すのも良いですが、「夏も過ぎ行き」といったように、「季節が去る」という表現も少し切ないような感じがして、美しい表現になりますよ。
【9月の時候の挨拶】No.5 二百十日も過ぎ、おだやかに色づく秋を感じられます。
二百十日(にひゃくとおか)は、立春から210日目の日付のことを言い、大体「9月1日」辺りだとされています。
台風などの悪天候に見舞われることも多く、「厄日」「荒れ日」などとも呼ばれているそうですよ。
そんな激しい二百十日と対比するように「おだやか」という言葉を加え、「貴社におかれましては益々ご清栄のことと存じます」といったように、相手を気遣うと良いでしょう。
【9月の時候の挨拶】No.6 暑さ寒さも彼岸までとは申しますが…
「暑さ寒さも彼岸まで」という表現は「夏の暑さも冬の寒さも、春秋の彼岸をさかいに薄れて行き、それ以降は過ごしやすくなる」という意味があります。
今ではことわざの1つとされている表現ですね。
「貴社におかれましては、益々ご活躍のこととお慶び申し上げます」といったように続けると良いでしょう。
【9月の時候の挨拶】No.7 秋の夜長、中秋の名月も美しく輝いております。
9月23日の秋分は、昼と夜が同じくらいの長さとされる日です。
それ以降は、どんどん夜の時間が長くなってきます。
「秋の夜長」という表現は、9月下旬に使うと良いでしょう。
【9月の時候の挨拶】No.8 秋空にいわし雲がみられる季節となりました。
「いわし雲」は秋の季語とされています。
空に浮かぶウロコ状に見える雲の様子をいわし雲と呼びますね。
「貴社におかれましてはますますご健勝のことと存じます」と続けて相手を気づかえると良いでしょう。
【9月の時候の挨拶】No.9 虫の音に、秋の深まりを感じる今日このごろ。
「虫」といえば秋の季語です。
9月にもなりますと、鈴虫やコオロギ、キリギリスなどの音の鳴る虫がいっせいに合唱しはじめる頃合いでしょう。
虫が鳴くのは、パートナーと鳴るメスの虫を誘うためだと言われています。
秋の深まりという表現に重ねるように、「貴社におかれましても、実りの季節を迎えられていることと存じます」というように続けると良いでしょう。
【9月の時候の挨拶】No.10 未だ日中は夏の暑さですが、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってまいりました。
9月の上旬に使いたい時候の挨拶です。
未だ夏の暑さが衰えない時に使えるでしょう。
「貴社におかれましては、お変わり無くお過ごしのことと存じます」と、言葉を続けられると良いですね。
9月の時候の挨拶をさらに細かく使い分ける
時候の挨拶には、その時々に応じた季節の言葉を用いることが大切となっています。
ただでさえ顔の見えないやりとりですので、
細かくこちらの様子を伝えることで、相手に親しみを持ってもらうことも大事です。
ここでは、さらに細かく、季節の言葉の使える時期をご説明いたします。
●9月上旬
・二百十日(にひゃくとおか)…9月1日ごろ。台風などが来る厄日とされています。
・白露…9月8日ごろ。二十四節気のひとつです。
・重陽の節句、残暑…どちらも9月9日ごろをいいます。
・二百二十日(にひゃくはつか)…9月11日ごろ。二百十日と同様の意味で使います。
・初秋…秋の気配が感じられる頃に使います。
●9月中旬
・十五夜…毎年十五夜の時期は異なるそうですが、9月にも用いられる表現です。
・野分…9月上旬から中旬にかけて訪れる台風や暴風のことを指します。
●9月下旬
・彼岸の入り…9月20日ごろを指します。
・秋分の日…9月23日ごろ、昼と夜の長さが同じくらいとなる日です。
・秋の夜長…秋分の日以降使えるであろう秋の言葉です。
●9月を通して使える表現
・爽秋
・新秋
・孟秋
・秋涼
・秋色
・涼風
・早涼
…など
9月の時候の挨拶 NG例-こんなミスには注意が必要-
時候の挨拶を考える上で、陥りがちなのは「暦上の季節の言葉」と「実際の季節、気候」
がちぐはぐになってしまうことです。
特に、漢語調の言葉は、「旧暦を使用していた時代のもの」が多いと言われています。
例えば、「盛夏」は7月、「残暑」は8月の言葉だとされていますが、
実際は7~8月が盛夏で残暑は9月が厳しい頃と言われています。
旧暦の言葉は、現代に直すと1ヶ月も違ってきますので、
読み手も疑問をいだいてしまうでしょう。
また、気をつけたいのが自分が手紙やメールを書いている時期と、
相手に手紙が届く時期についてです。
例えば、9月9日を過ぎたのに、手紙に「残暑見舞い」などと書かれていたらおかしいことになってしまいます。
言葉とその季節、相手に届く時期をしっかり踏まえながら、時候の挨拶を考えてくださいね。
ビジネスレターで特に気をつけること
ビジネスシーンでの手紙やメールは、忙しい相手が仕事の合間に時間を作り、わざわざ目を通してもらうものです。
大切なのは、いかに相手の時間を無駄にしない「わかりやすく、簡潔な」内容であるかです。
時候の挨拶などのマナーを踏まえつつ、
「結論から先に述べる」
「可能な箇所は箇条書きにする」
「読み手の立場に立って、わかりやすい内容にする」
…といった3点をおさえておけば間違いはないでしょう。
また、メールの場合は、メール1件につき内容は1つまでにしなければならないようです。
その他、相手の名前や会社名を間違えることのないように気をつければ、
よいビジネスレターを書くことが出来るのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、「9月の時候の挨拶」を中心にビジネスレターのマナーについてご紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
忙しい相手が読むビジネスレターだからこそ、
人のぬくもりのある「時候の挨拶」で緊張を緩和できたら良いですね。
顔の見えないやりとりだからこそ、
文面でのマナーやふるまいはとても重要となってきます。
間違えやすい箇所に気をつけながら、
しっかりとしたビジネスレターを書くことが出来ると良いですね。
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