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まえがき

ビジネスシーンでは、手紙やメールでのやりとりがとても大切となってきますよね。
その中で、気をつけたいのは手紙やメールでのマナーです。
今回の記事では、そのマナーの1つである「時候の挨拶」についてを「8月」に焦点を当ててご紹介していこうと思います。
季節の言葉を盛り込んだ10の例文の他、間違えてしまいやすいNG例もご紹介していきます。
大切なビジネスシーンでの手紙やメール、間違いや失礼がないようにしたいですよね。
ビジネスレター初心者の方も、時候の挨拶の表現を探しているという方もぜひご一読ください。

時候の挨拶って?

時候の挨拶は、手紙やメールを書く上で必要なマナーの1つです。
「拝啓」などの頭語の後に続けるとされています。
その時々に合わせた「季節の言葉」を盛り込んだあいさつをするのがきまりです。
ざっくりとした季節の表現ではなく、その時その時のピンポイントの季節の言葉を盛り込まなければならないのがポイントですね。

8月に適した時候の挨拶とは?

ではさっそく、8月に適した時候の挨拶を10例ご紹介していきましょう。
8月は暦の上では秋の始まりですが、7月同様に暑さが際立つ月でもありますよね。
夏らしい季節の言葉と共に、暑い中働く相手を労うような言葉を入れると良いでしょう。

1、残暑いまだ衰えない日々が続いております。

2、真夏の太陽が一層に輝いております。

3、花火の打ち上がる音に、夏の盛り上がりを感じる今日このごろ。

4、暦の上では秋とはいえ、まだまだ夏真っ盛りでございます。

5、台風の知らせに、天気予報も気になる今日このごろ。

6、朝夕は涼しい風が吹くようになりました。

7、宙を泳ぐとんぼが、夏の終わりを告げるこのごろ。

8、夕立の涼しさにほっと息をつく毎日です。

9、新涼の候

10、すすきの穂をちらほらと見かける今日この頃

その他、8月を表す言葉として、
・葉月
・観月
・燕去月
・秋風月
・月見月
がありますね。

 

時候の挨拶の意味を解説!

それでは、先程挙げました「10の時候の挨拶例文」の意味をご説明していきます。

1、残暑いまだ衰えない日々が続いております。
残暑は、立秋の後も続く暑さのことを言い、秋分までの期間を言います。
8月8日が立秋ですから、春分の日9月23日ごろまで使える時候の挨拶です。
とはいえ、実際の気候と照らし合わせて、チグハグにならないように使うようにしましょう。

2、真夏の太陽が一層に輝いております。
この「太陽が輝く」というポジティブな言葉に続けるように、「その太陽の輝きがますます貴社の発展を後押ししていることと存じます」といったようなプラスの言葉を続けると良いでしょう。

3、花火の打ち上がる音に、夏の盛り上がりを感じる今日このごろ。
各地域の花火大会も、8月ごろに行われるものが多いですね。
「貴社におかれましても、ますますご発展のことと存じます」と重ねるように、相手を気遣う文章を続けてみると良いかもしれません。

4、暦の上では秋とはいえ、まだまだ夏真っ盛りでございます。
8月8日には立秋を迎えるので、いくら暑くても暦では秋となります。
秋の初旬から中旬にかけてつかいたい時候の挨拶ですね。
「貴社におかれましては、お変わり無くお過ごしのことと存じます」と続けてみてはいかがでしょうか。

5、台風の知らせに、天気予報も気になる今日このごろ。
8月といえば、台風も多く到来する頃合いですよね。
台風とかけて、「貴社におかれましては、低気圧に負けること無く元気にお過ごしのことと存じます」と、相手を気遣うのも良いですね。

 

6、朝夕は涼しい風が吹くようになりましたが…
8月の下旬頃から使いたい、秋の訪れを感じさせる時候の挨拶ですね。
「いかがおすごしでしょうか」と続けて相手を気遣いましょう。

7、宙を泳ぐとんぼが、夏の終わりを告げるこのごろ。
こちらも8月下旬頃から使いたい時候の挨拶でしょう。
とんぼが宙を泳ぐ様子が、どこか秋を感じさせ、涼しい印象を与えてくれますね。
「弊社に置かれましては、ますますご清祥のことと存じます」といったように続けると良いでしょう。

8、夕立の涼しさにほっと息をつくこのごろです。
夕立は夏の午後から降るにわか雨のことを言います。
夏の季語とされていますね。
「貴社におかれましては、お変わり無くお過ごしのことと存じます」と続けて相手を気遣うと良いでしょう。

9、新涼の候
よく「〇〇の候」といった形はビジネスレターで使われる時候の挨拶の表現ですね。
新涼は8月中旬から下旬にかけて使いたい言葉です。
「貴社におかれましては益々ご健勝のことと存じます」など、続けて相手を気遣う言葉を重ねると良いでしょう。

10、すすきの穂をちらほらと見かける今日この頃
8月中旬ころから使いたい時候の挨拶です。
すすきは秋の季語ですので、この挨拶は秋の始まりを意味することとなります。
「いかがおすごしでしょうか」と続けてみてはいかがでしょうか。

8月の時候の挨拶をさらに細かく使い分ける

8月の言葉の表現を使い分けるとしたら、以下のように分類されるでしょう。

 

●8月上旬
・立秋…8月8日のことを言います。
・暑中見舞い…7月7日から8月8日までに使える季節の言葉です。
・土用…立秋以降に使える言葉です。
・ひまわり…夏の季語とされています。

●8月中旬
・お盆、お盆まつり…立秋以降使える言葉とされています。
・朝顔…朝顔は夏のイメージですが、秋の季語とされています。

●8月下旬
・処暑…8月23日ごろから使える言葉です。
・残暑…8月中旬から下旬にかけて使える言葉とされています。

季節の言葉は、使い間違えてしまうと相手に失礼にあたってしまいます。
使う時期に気をつけて、時候の挨拶を考えてみてくださいね。

NG例-こんなミスには注意が必要-

いくら季節の言葉のルールを守ると言っても、実際の気候と照らし合わせなくてはなりません。
冷夏なのに、「暑い日が続く…」などといった挨拶はなんだかチグハグになってしまいます。
また、手紙を出して、相手に届く時期も考えなくてはなりません。
例えば、8月8日を過ぎてしまったのに「残暑」の時候の挨拶が届いては少し失礼にあたってしまいますからね。
また、季節の言葉が文にいくつも出てきては、「季語重なり」というルール違反になってしまうこともあります。
大切なのは、相手を思いやる気遣いの心ですが、なるべく注意しながら時候の挨拶を考えたいですね。

ビジネスレターで特に気をつけること

ビジネスレターにおいて、特に気をつけなければならないのが、「文書のわかりやすさ」です。
ビジネスレターは、忙しい相手が仕事の合間に「わざわざ」時間を作って読んでもらうものですから、わかりやすく、簡潔に内容がまとまってなければなりません。
結論から先に書き、箇条書きの出来るところは箇条書きに直すべきでしょう。
また、メールの場合は、1通につき、内容は1つまでにしましょう。
勿論ですが、相手の名前や会社名を間違えないようにしてくださいね。
そんな忙しい相手に読んでもらうからこそ、時候の挨拶で相手を和ませることが出来たらいいですね。

 

まとめ

ここまで「8月の時候の挨拶」をテーマに、10の例文をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
8月になると、まだ夏真っ盛りのようですが、段々と秋の表現も増えてきましたね。
季節の言葉の決まりに注意しながら、ぜひ素敵な時候の挨拶を、この記事を参考に考えてみて下さい。