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男の子の誕生を祝い、成長を祈るものである五月人形。
お子さんが生まれる際に買って、毎年端午の節句をお祝いした思い出の人形だったりするのではないでしょうか。
でも、気になってくるのが、五月人形は何歳まで飾って良いものなのか。
また、もし五月人形を処分するとしたら、どのようにすれば良いのか。
今回は、その2点について焦点を当てた記事を書いていこうと思います。
様々な処分方法もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

五月人形は何歳まで飾るもの?いつ処分するべき?

男の子の初節句にお迎えした五月人形。
最初は子供の成長を祝うのに飾っていましたよね。
それでも、子供が大きくなるにつれ、寂しいながらも五月人形をいつまで飾るものなのか疑問に思うこともあると思います。

何歳まで五月人形を飾るのか、地域差もあり諸説あるようです。
いくつかご紹介していきますね。

・五月人形を飾るのは7歳まで!
まず、挙げたいのは「7歳まで」五月人形を飾るという例です。
昔は、子供の死亡率が高かったことから江戸時代までは「七歳までは神のうち」という考えがありました。
「七五三」も同じような理由がルーツですね。
それが、7歳まで飾るという理由になります。

・五月人形を飾るのは15歳まで!
昔は、15~17歳が元服の年齢とされていました。
元服とは、男子の成人式のことですね。
15歳で元服している例が多く、昔は男子は15歳で大人だと認められていたようです。

・五月人形はいつまで飾っても良い!
もともと五月人形は、成長を祈る意味合いとともに「立身出世」「命を守る」という意味も持っていました。
特にしまう時期も決まっておらず、お子さんが生まれてからの「お守り」としての意味合いも強いものですから、お子さんが立派に1人の大人として自立するまでは飾ってよいのではないでしょうか。

五月人形はいつ処分するべきか。
それは飾らなくなった時期でも良いでしょうし、お守りとして飾らなくとも成人するまで閉まっていても良いでしょう。
また、次の世代に何代に渡って受け継いでゆくという例も多くありますね。

五月人形を処分するとしたら。
その処分の例をいくつかご紹介していきますね。

捨てる

「子供が立派に育ったので、もう大丈夫!」
そう思う方でしたら、ごみとして捨ててしまうのもありでしょう。
日本の神様は、大切に物を使ったのであれば寛大であると思いますよ。
もし捨てるのであれば、粗大ごみなど、自治体の指示に従って処分してくださいね。

供養してもらう

「ごみとして出すのは心が痛む…」
そう思う方でしたら、きちんと供養してから処分しても良いでしょう。

お寺や神社に持ち込み、供養してもらえば、気持ちよく五月人形とお別れできますね。
人形専用の供養のお祭りやイベントもあるようなので、「ありがとう」の気持ちを込めて家族で供養に行くのも良いと思いますよ。
また、お寺や神社によって供養の時期は違うので、お寺や神社に確認しておきましょう。

また、時期に関係ないのが「人形供養のサービス」に頼んでしまうことです。
電話やインターネットで申し込みすれば、自宅まで引き取りに来てくれます。
その後、各サービスによってお寺や神社に持ち込まれ、供養してもらえます。
お急ぎの場合は、このようなサービスに頼っても良いでしょう。

譲渡する

五月人形はなかなか高価なものですから、欲しくても買えない、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
学校や施設に寄付して使ってもらうのもいいでしょう。
また、海外にも寄付することは出来るようですよ。
海外の途上国に贈ったりする団体もありますので、そういうところに寄付して再利用してもらうのも良いかもしれませんね。

売る

五月人形はコレクターにとってはなかなか貴重なものかもしれません。
ネットオークションやネットフリーマーケットで売ってみても良いでしょう。
リサイクルショップで売るという手もありますね。
しかし、やはり中古の五月人形はその家の子供の成長や厄除けを願う意味のものですから、なかなか買ってもらえないこともあるようです。

人形供養はなぜ必要?

なかなか五月人形を捨てるのは…と後ろめたさを感じてしまう方にオススメなのが人形を供養するということ。
なぜ、そんな気持ちになるかというと、古くからの日本の「物を大事にする」「人形には霊が宿る」という文化があるからでしょう。
なんとなく、「人形と目が合う」ような気がする経験がある人はいらっしゃるのではないでしょうか。
また、「人形には霊が宿る」ということから恐れ多く、「捨てたら祟られるから供養しないといけないのではないか」と考える方もいるかと思います。

人形供養の本来の意味は、「今までの思い出が詰まった人形に『ありがとう』を伝える」ためのものです。
祟られないように…などの恐ろしいような意味ではなく、「感謝の気持ちを伝える」というやさしいものですので、安心してくださいね。

人形供養には、「お金がかかる場合」「お金のかからない場合」があります。
一般的にイメージされるのが、お寺や神社に持ち込んで供養して貰う方法ですよね。
供養イベントなどで無料で持ち込みOK、お焚きあげをする場合から、ちゃんとお金を納めて、個人的に供養してもらう場合もありますね。
個人的に供養して貰う場合は1000円~5000円ほどお寺や神社に納め、お経などをあげて供養し、お焚きあげをします。
お金はかかってしまいますが、きちんと人形とお別れを出来るでしょう。

また、セレモニーホールなどの供養祭に持ち込むという方法もありますね。
年に一度くらい行われ、お寺の僧侶さんがお経をあげて供養してくれるそうですよ。
供養料は「お気持ち」とされることが多いですが、1000円ほど包むのが普通とされています。

自分で供養する場合もあります。
費用はかかりませんし、特別用意しなければならないので、手軽に供養できます。
もし、ごみとして出すという場合にしておきたいですね。
手順は次のようになります。

1、人形の顔をきれいな布で丁寧に拭き、和紙やきれいな包装紙の上に置く
2、塩をその上にまいて、清める
3、感謝の気持ちを込めながら敷いた紙で包む
4、ごみとして処分する
(お焚きあげのみお寺や神社に頼む)

お焚きあげは、プラスチックの部品などで空気汚染してしまう場合もありますので、自宅でのお焚きあげは避けてくださいね。

まとめ

ここまで「五月人形はいつまで飾るか」「五月人形の処分方法」を中心にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
お子さんの健康や成長を願ってお迎えした五月人形ですから、いざ処分するとなると少しためらってしまいますよね。
人形供養などのお別れの仕方もお伝えしましたが、人に譲渡するにしても、人形に対して「ありがとう」の感謝の気持ちを持ってお別れしてみてください。
親が五月人形を処分してもいいですが、ぜひ、処分の際は息子さんも交えて処分してみてはいかがでしょうか。
自分のお守りであった五月人形に、感謝の気持ちを伝えるとともにお別れできたら良いでしょう。
「ここまでするのか?」というくらい、丁寧な人形とのお別れをする日本の文化は、これからも受け継いでゆきたいですね。