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四字熟語には、たくさんの種類があります。
「一期一会」「因果応報」「温故知新」…などなど。
普段よく聞く四字熟語もありますね。
四字熟語はその4字の中に様々な意味が込められており、座右の銘や目標などにも使えたりします。
小学生の漢字を学ぶ際には四字熟語はつきものです。
時にはテストにも四字熟語は出題されたりもしますね。
四字熟語は小学生から学び、一生にかけて使う場面が多々でてきます。
だから一般的な四字熟語は覚えておきたいもの。

今回の記事では、「小学生のうちに覚えておきたい四字熟語」をテーマに、10の四字熟語とその意味を解説していきます。
現在、小学校に通っている方も、子供に教えたいお父さんお母さんも、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

四字熟語のなりたち

四字熟語は、漢字4字で構成され、1つの意味を持つ熟語であることは、皆様御存知かと思います。
一般の教養としても、とても重要な四字熟語。
でも、四字熟語って何故できたのでしょう?
その理由を紐解いてみましょう。

四字熟語が生まれたそのわけ。
それは中国の漢字の成り立ちから遡りますが、これは割愛して…
古くから中国の人々は漢字を生み出し、それを利用してきました。
その中で、「成語」とよばれる、漢字四文字で1つの事柄を表す言葉が生み出されます。
中国の古典文学である「漢文」の表現の上で、人々の実体験から成語ができた、なんてルーツもあるようですよ。
日本で例えるなら、「ことわざ」が意味合いとして近いですね。
「二兎追うものは一兎をも得ず」ということわざは、「欲張って2匹のウサギを追いかけていたら、結局1匹もウサギを捕まえることができなかった」という実体験が元になっています。

実体験が元とされる四字熟語ですが、実はルーツは様々。
世の中の摂理や実際の出来事などを記した漢文が元だったり、インドから来た仏教の教えがルーツのものもあります。
現在、中国から来て、日本で定着している四字熟語ですが、実は日本生まれのものも沢山あります。
四字熟語も、国をまたいでどんどん進化していってるようですね。

小学生で覚えたい四字熟語10選!

さて、ここからは小学生のうちにぜひとも覚えておきたい10の四字熟語をご紹介していきます。
小学校のうちに習うであろう漢字を使った四字熟語を選んでみました。
ぜひ、意味とともに覚えてみて下さいね。

1、一期一会(いちごいちえ)

だれに対する出会いでも、人生で何かしらの意味を持つという意味です。
南史という中国の歴史書が起源になっています。
茶道で、1回1回の茶会を生涯でたった1度の出会いだと思って、誠意をつくそうという意味合いがあるそうですよ。
生涯にただ一度出会うことという意味もありますね。

2、以心伝心(いしんでんしん)

お互いに言葉を出して言わなくても気持ちが通じることをいいます。
六祖壇経という仏教の経典が起源です。
禅家で、ことばで言い表せない真理を師から弟子の心に伝えることという意味がルーツだ走ですよ。

3、温故知新(おんこちしん)

古い物事や考え方を元にして現在の物事を考えることで、新しい発見をしたり、気づいたりすることをいいます。
もともとは中国の詩人である「孔子」が、師である者の資格として述べた言葉であるとされています。
「何かを教える立場ならば、教科書やマニュアル通りであることも大事だけれど、基本を踏まえた上で新しい知識や物事を実践していこう」というのが元の意味のようです。

4、我田引水(がでんいんすい)

自分のしたいようにわがままを通すことを意味します。
「我が田へ水を引く」ともいいますね。
昔は、日照りが続いて水が枯れると、自分の村や田んぼへ水を引くために必ず一悶着が生じたそうです。
稲作には水が必ず必要ですから、そうなってしまうのも仕方ないことですね。
このことから、物事を自分の都合の良いように取り計らうことを言うようになったそうですよ。

5、疑心暗鬼(ぎしんあんき)

心の中に疑う気持ちが生まれたら、何も信じられなくなってしまうことをいいます。
一度、疑う気持ちが生まれたら良くないことばかり考えてしまいますよね。
ついにはなんでもないことまで疑わしくなって恐ろしくなってしまう…
そんな様子を「疑心暗鬼」は表現しています。
「先入主は往々にして判断の正鵠を失する」という難しい表現もあるようです。

6、言語道断(ごんごどうだん)

言葉で言い表せないほどひどいことを意味しています。
瓔珞経というお経の中で用いられた表現とされています。
もとは仏教で、「仏法の奥深い真理は言葉では説明できない」ということを意味したそうです。
それが転じて、今の「とんでもないこと」「もってのほかのこと」といった意味になったようですね。

7、自業自得(じごうじとく)

自分の行いの結果が自分に返ってくることを意味します。
正法念経というお経がルーツとされており、仏教の教えだったようです。
自ら行った悪行のために、自分自身でその報いを受けることがもともとの意味ですね。
「身から出た錆」がよく似た言葉です。

8、大器晩成(たいきばんせい)

大者となる人物は、普通の人より遅く大成するという意味です。
中国の哲学者である老子の言葉とされています。
鐘などの大きな器は、ゆっくりと時間をかけてできるもの。
人間も同じく、大人物になるにはたやすいものではなく、多くの時間を必要とします。
一般に、ある程度年を取ってから才能が認められた人物などを褒める際に使われますね。

9、十人十色(じゅうにんといろ)

人はそれぞれ好みや考え方が異なるという意味です。
人が10人集まれば、10種類の好みや考え方があり、顔や形も違ってきますよね。
人の好みや感覚は「蓼食う虫も好きずき」で人には多様性というものがある。
…そんな色んな人が居て良いというニュアンスもある四字熟語です。

10、因果応報(いんがおうほう)

良いことをすれば良いことが起こり、悪いことをすれば悪いことが起きるという意味です。
仏教では、この世の運命全ては原因・結果の関係があり、過去にしたことが今起こっていることに繋がり、今起こってることは未来に起こる出来事に繋がっているといういわれがあります。
それが転じて、何かを行えば必ず報いがあり、悪行にはかならずばちがあたるといった、現在のような意味合いになったようですね。

まとめ

ここまで、「小学生のうちに覚えておきたい10の四字熟語」を挙げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
普段よく聞いたり、使ったりする四字熟語でも、深いルーツがあったりしましたね。
四字熟語は、語学的にもとても興味深い研究分野です。
意味やルーツがわかると、四字熟語も覚えやすいですよね。
テストに出るのになかなか四字熟語が覚えられない…なんて方もいると思います。
そんな時は、本やインターネットで四字熟語のルーツを調べてみると、案外覚えられるかもしれませんよ。

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