四字熟語・ことわざ

「努力」を表す四字熟語10選!とすぐに使える例文集

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面接などの自己紹介や、ビジネスシーンでのスピーチなど。
座右の銘や口上で四字熟語を取り入れられたら、内容が引き締まったものになりますよね。
例えば、「全力投球で頑張ります!」「お互いに切磋琢磨しながら歩んでいきましょう」などが分かりやすい四字熟語の使用例ですよね。
どちらも、「努力」を表す四字熟語ですが、実はこの2つの四字熟語以外にも「努力」を表す四字熟語が沢山あります。
今回の記事では、そんな「努力」にまつわる四字熟語をご紹介していきます。
聞きなれない四字熟語もあるとは思いますが、ぜひ座右の銘やスピーチ等に取り入れてみてはいかがでしょうか。

四字熟語のなりたち

四字熟語は漢字四字で一つの意味を表すものだとされています。
ですが、漢字四字で一つの意味を表す言葉は膨大にあるのが実情です。
明確に四字熟語の定義はありませんが、「それぞれ独立した意味を持つ2つの漢字」同士をかけ合わせた漢字四字の言葉は四字熟語ではないとされますね。
四字熟語の定義には諸説あり、あまり聞き慣れないような四字熟語は多用するべきではないという意見もあります。
中国では四字熟語と同様の意味として「成語」といわれているそうですよ。
四字熟語は中国起源とされていますが、日本で完成されたものもあります。
漢詩が起源のものや、日本での実体験が四字熟語になったもの、仏教由来などさまざま。
一見、かっちりと決まっているようで、四字熟語は奥深いものなのですね。

「努力」の四字熟語激選!10の例文

ここからは、具体的な「努力」を意味する四字熟語を挙げていきたいと思います。
使用例と、四字熟語の解説も挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1、温故知新(おんこちしん)

温故知新はよく聞く四字熟語の一つですね。
「古きを温めて新しきを知る」とよく言われています。
それまでに学んだ事柄をよく吟味することで、温め直して新しい事柄を知り、得るという意味です。
中国の哲学者である孔子が、「師の立場の者の資格」として述べた言葉であるとされています。
確かに、何かを人に教える「師」ならば、「温故知新の精神」を大切にするべきでしょう。
たとえば、生徒にものを教えるのであれば、教科書や本などのマニュアル通りではなく、その基本を踏まえた上でわかりやすい表現や言葉で生徒にものを教えるということでしょう。

例文:「温故知新の精神で語学を学ぶ」

2、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

これもメジャーな四字熟語の一つです。
ごつごつとした薪の上に座り、動物の苦い肝を舐めるという意味ですね。
中国の春秋時代の呉と越の国の戦いがルーツとされています。
負けた呉の王が、太子である夫差に復讐を遺命した際に、「この恨みを晴らさずにはいられない」という復讐の心を研ぎ澄ますために薪の上で動物の苦い肝を舐めていたそうです。
やがて夫差は目的を果たし、越の王である勾践を降伏させます。
すると逆に勾践が薪の上で苦い動物の肝を舐めて復讐心を研ぎ澄まし、見事呉の夫差を降伏させ、呉を征したそうです。

この2つの出来事から、臥薪嘗胆は「復讐のためにあらゆる辛苦を耐え忍ぶ」という意味とされ、それがまた転じて「成功のために苦労を重ねる」という意味にも使われるようになりました。

例文:「臥薪嘗胆の日々がやっと報われ、大学に合格する」

3、捲土重来(けんどじゅうらい)

捲土重来は、「砂塵を巻き起こす勢いで、再びやってくる」ことを意味します。
戦いに負けたものが、勢いを盛り返してもう一度猛烈に攻め寄せること、又は一度失敗した者が新たにやり直す、そんな意味も持っていますね。
杜牧という詩人の詩がルーツのようです。
試合に負けたチームを奮い立たせたり、失敗のムードを振り払うような場面で使えそうな四字熟語ですね。

例文:「今回の失敗を深く反省し、捲土重来を図って前を向いていこう」

4、精励恪勤(せいれいかっきん)

仕事に熱心につとめ励み、真面目に勤めることを意味しています。
自分の自己アピールや、ビジネスシーンのスピーチで「こうあるべき」といった使い方ができると良いですね。

例文:「今月も精励恪勤につとめ、結果を出していきましょう」

5、切磋琢磨(せっさたくま)

「切磋」は角細工を作るのに骨や角、象牙を切ってやすりでみがくことを意味しています。
「琢磨」は玉や石の細工で、つちで売って形を作り、さらに砥石で磨き上げることをいいます。
こういった過程を、人が自身の精神を磨き、学び、道徳を積むために努力するのに例えます。
どんなに素質を持っていたとしても、「玉磨かざれば光なし」といいますよね。
また、互いに励まし合ってゆくという意味にも、切磋琢磨は使われます。

例文:「誰もが切磋琢磨し、己を高めている」

6、鉄心石腸(てっしんせきちょう)

鉄のように堅固な心と、石のように堅いはらわたという意味の言葉です。
堅固な精神、強い真心のたとえです。
「鉄心石腸の心を持って」努力するなどといったように、努力という言葉の前につけるとより意味が強調されますね。

例文:「鉄心石腸の心で、日々努力を重ねる」

7、日進月歩(にっしんげっぽ)

これはよく聞く四字熟語の一つですね。
日ごとに、月ごとに物事が進むことを意味します。
絶え間なく、どんどん進歩するということです。

例文:「日本の技術は日進月歩で進歩してゆく」

8、不撓不屈(ふとうふくつ)

たまわず、何事にも屈さないこと。
心がかたく、どんな困難にもくじけないことを意味しています。
目標などに使いたい四字熟語ですね。
例文:「不撓不屈の精神で、困難に立ち向かう」

9、面壁九年(めんぺきくねん)

壁に向かって9年間も座禅を組んで悟りを開いたという意味です。
辛抱強いことを意味します。
伝橙録によると、達磨という人物はインドから中国に渡り、少林寺で終日壁に向かい、9年も座り続けることで1語も発すること無く、ついには足がなくなってしまった…なんて言い伝えもあります。
とにかく、長い年月をかけて努力し、何かを成し遂げるという意味で使いますね。

例文「面壁九年の思いで、勉学に専念する」

10、粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)

米の一粒一粒が、全て辛苦の決勝であることという意味です。
百姓の苦労が並大抵ではないことや、物事を成し遂げるために、こつこつと努力を積み重ねることをいいます。
「努力が実る」などの表現の前に使ってみては如何でしょうか。

例文:「粒々辛苦の思いの甲斐もあり、努力が実る」

まとめ

いかがでしたでしょうか。
四字熟語の4文字の中にも、色々な意味や由来が込められていましたね。
単に四字熟語だけを話に盛り込むのだけではなく、意味や由来についても話の中で触れられたら、なじみのない四字熟語でもわかりやすく伝わるのではないでしょうか。
この10選以外にも、「努力」を意味する四字熟語は数多くあります。
きっと「言いたいこと」に当てはまる表現があるはずです。
四字熟語の魅力はここだけでは語りきれないほどです。
ぜひ、数ある四字熟語の中からぴったりの表現を探してみてくださいね。