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可愛い孫の初節句。
なにかお祝いを…と考えるおじいさんおばあさんも多いと思います。
お祝いとしてお金を贈るのも良いですが、ここは節句人形や兜を贈ってみてはいかがでしょう。
今回の記事では、初節句の孫に贈る「兜」に焦点を当てます。
そもそも兜とは何か、兜の種類など具体例をあげながらご紹介していきますね。
ぜひ、この記事をヒントに素敵な兜を選んでみてください。

そもそも初節句って?

初節句、と1言にいっても、明確に説明できますか?
節句とは、そもそも何でしょう?
お孫さんに初節句のお祝いを贈る前に、節句について少し知っておきましょう。

まず、初節句についてご説明します。
初節句とは、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句のことをいいます。
女の子だと3月3日、男の子だと5月5日にお祝いする行事ですね。
神社にお参りし、赤ちゃんの健やかな成長を祈ったり、親戚をあつめてお祝いの膳を囲んだりもします。

なぜ、このような行事が生まれたのでしょう?
その理由は、時を遡ると中国に由来があるそうです。
5世紀から6世紀に渡り、先週戦国時代の中国から「節句」というものが日本に伝わりました。
中国では、奇数が縁起がいい日とされ、逆に偶数の日は悪い日とされていました。
「3月3日」「7月7日」といった日は、奇数の数字が並んでいますが、月と日の数字を足すと偶数になります。
昔の人は数とそれにまつわる縁起を大事にしていたのでしょう。
足すと偶数になる日は「災いが起こる」といわれていました。
そこで中国の人々は災いが起こらないように神様にお供え物をし、人々も同じ食べ物を食べ、災いを払っていたそうです。
中国の人たちは、この日を「節句」と呼び、「1月7日」「3月3日」「5月5日」「7月7日」「9月9日」の5節句の日に邪気を払う行事が行われていました。

日本に伝わってからは、節句というものが徐々に変化していき、江戸時代には「お祝い」の日になったようですよ。
もともとはお祝いでなく、邪気を祓う儀式だったようです。

節句で兜を飾る理由は?

5月5日の端午の節句。
五月人形や兜を飾るのが昔からのしきたりですよね。
いつからそんなしきたりができたのでしょうか?

答えは鎌倉時代にあります。
もともと5月5日の端午の節句のルーツである中国では、蓬や菖蒲で邪気を払うのは端午の節句とされていました。
鎌倉時代というと、武家社会です。
端午の節句の邪気払いに使われる菖蒲と武道を大事に考えるという意味の「尚武」が同じ読み方ということから、男の子の成長を祝う行事へと発展したようです。

「男の子が武士として強くたくましく成長するように。」

鎌倉時代、端午の節句には座敷に兜や鎧、武具を飾るようになりました。
また、外から災いが入ることを防ぐために兜や鎧を外においた、なんて説もあるようですよ。
また、この時代には「身の安全」や「志」が叶った場合、神社にお参りに行き、兜や鎧を奉納するというしきたりもあったそうです。

それから江戸時代にかけてそれが武家から庶民にまで浸透し、棚に兜を飾ったり、「たくましく勇ましい人形」を飾るようになったのだそう。

そもそも武将にとって兜は「身を守る」もので、命を守る象徴とされました。
その意味もあって「男の子を災厄から守ってくれますように」という意味につながっていきます。
庶民の間では作り物の兜でしたが、それでも「お守り」的な意味合いを持っていたようですね。

初節句に兜を贈る際の注意ポイント!

さて、ここからは実際に兜を送る場合についてご説明していきます。
大切なお孫さんの初節句。
祖父母としてお孫さんの健やかな成長を祈り、兜を贈りたいことでしょう。
でも、兜を贈る際に注意しておきたいのが、「昔からのしきたり」と「贈り物トラブル」についてです。

昔からのしきたりでは、兜や五月人形は「母方の実家」が贈ることになっています。
ですが最近では、母方と父方の両方の「孫の初節句をお祝いする気持ち」を優先して費用を折半にする例が増えてきています。
ここで気をつけたいのが、父方と母方の両家それぞれが兜を買ってきてしまうことです。
孫の初節句をお祝いする気持ちが起こしてしまうトラブルですが、気まずくなってしまう上に、受け取る家族が困ってしまいます。
そうならないためにも、父方と母方の両家でよく贈り物について相談しておくと良いでしょう。
兜のお金を折半したり、どちらかが兜、その一方は鯉のぼりといったように贈り物の分担をしても良いかもしれませんね。

兜の種類と意味

兜飾りと言っても、様々な種類があります。
それぞれに用途も違ってきますので、お孫さんのご家族とよく相談して選んでみて下さい。
兜飾りは主に4種類に分けられます。
種類別に詳しくご紹介しますね。

1、兜飾り
兜のみの飾りであり一番スタンダードなものですね。
種類はお子様がかぶれるようなものからコンパクトなものまで幅広くあります。
中には飾りやすいガラスケースに入ったものもありますね。
兜飾りは案外場所を取りますので、家に置く場合を想定しつつ選びたいですね。

2,鎧飾り
鎧と兜が一緒になった、とても豪華な飾りです。
両脇に弓と太刀を飾るのが一般的ですね。
大きく、収納は大変です。
置く場所も広く確保しなければならないので、注意してくださいね。

3,着用鎧飾り
実際に着ることの出来る鎧と兜のセットです。
3~5歳くらいまで着ることができ、七五三など写真を撮る祭にはとっても良いでしょう。

4、コンパクトタイプ
リーズナブルで小さく、置く場所に困らない兜飾りです。
少しグレードはダウンするかもしれませんが、有名な職人が作ったものや細かな細工の施されたものだと、とても豪華ですよ。

…このように、鎧飾りには様々種類があります。
兜飾りは初節句の1ヶ月前には用意しておきましょう。
ぜひご家族で連れ立って、ちょうどよいものを探してみてくださいね。

お下がりではだめ?

「父親の鎧飾りが残っているけれど、それではだめなのか?」
そんな疑問を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

基本的には鎧飾りは「1人に1つの一生もの」とされています。
兜飾りは、災いを防ぐ「お守り」としての意味が強いものですからね。

しかし、最近の傾向では「父親のお下がり」のほうが好まれるそうです。
理由は、「父親の良いものを子供に受け継がせたい」という考えだそう。
確かにものを大切にすることはとても良いことです。
結果として、お下がりは一般的に「あり」です。

兜を買わない場合のお祝いは?

先の説明のように兜飾りを「お下がりにする」と決まる場合もあるでしょう。
その場合は、現金をお祝いとして包むのが正解ですね。
値段の相場としては2万円~とされています。
蝶結び、もしくは花結びの水引の付いたのし袋で渡すといいですね。
のし袋の表には「御祝い」の文字と、自分の名前を忘れずに書きましょう。
奥さんの名前を書く場合は自分のフルネームの左に奥さんの名前だけ書いて下さい。

まとめ

初節句の兜飾りについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
節句の意味や兜飾りの由来について知ることができましたね。
豆知識として覚えておいて損はないと思います。
ぜひ、この記事を参考に大事な孫の初節句を楽しく迎えてみてくださいね。

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