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この記事の所要時間: 814

手紙のマナーについて困っている人が沢山います

「手紙を書くって言われても礼儀や作法があるんでしょ?」
「マナーって言われてもよくわからなくて・・・」

手紙を受けとる時にはあまり気にならないけれど、
いざ自分が書こうとなると手が止まってしまう・・・
こういった事は誰しもが経験しているのでは無いでしょうか?

実際、今社会人の10年目以内の世代は子供の頃に手紙についてのマナーについて学ぶ機会が少なかった方が多いと思いますし、
仮に学んでいたとしても実践していないから身に付いていないのが現状。

いきなり社会人になって改まった手紙を書くようになって戸惑ってしまうのは当然だと思います。

そんな時に役立てて頂きたいのが当メディアの記事。

本記事では、手紙のマナーについて網羅的にまとめてみましたので、

忙しいサラリーマンのあなたに役立てて頂ければと思います!

とりあえず、これだけ読んでおけば最低限はOK!!

という内容に仕上げていますので、ぜひご活用ください。

手紙のマナー基礎

「手紙をもらうと嬉しい。」

そう思う人は少なく無いと思います。手紙にはメールにはない手書きの温かみがありますよね。

そんな手紙を書く時にはいくつかのマナーがあります。これを完璧にマスターして素敵な手紙を書いてくださいね。

マナーその① わかりやすく書く

これは最も大切な事です。

手紙の役割は、相手に自分の用件や気持ちを伝える事ですから、まずは読みやすさを第一に考えて書くようにしましょう。

マナーの事で頭いっぱいになると、難しい言葉を乱用してしまったり、かしこまり過ぎる文章になってしまう場合があります。

しかし文章は簡潔に書くことが大切です。具体的なチェックポイントを挙げておきますので是非参考にしてください。

・主語と述語が正しく使われているか?
・ひとつの文章があまりにも長くなっていないか?
・文字の大きさは揃っているか?

これくらいでOKだと思います。

マナーと聞くと、「何かしらの決められたルール」と思いがちですが、わかりやすい文章を書くというのもルールは無いけれどすごく大切なマナーです。

まずは基本的な部分から気をつけていきましょう。

マナーその② 誤字脱字に注意する

基本的なところですが、これも大切なポイントです。

素敵な文章でも誤字があると

「あれ?急いで書いたのかな?」
「本当に心を込めて書いてくれたのかな?」

と、手紙をもらった嬉しさが半減してしまう場合もあると思います。

本当に些細なところでも、読んでいる方からすると気になってしまうものです。

特に「熟語」の漢字の使い方が合っているかどうか?は辞書などで調べて確認しながら書いていきましょう。

また、書き終わった後に必ずもう一度読み返してチェックするクセづけをするのが大切です。

マナーその③ 手紙とはがきを使い分ける

手紙とはがきの違いをご存知ですか?

この2つは内容と目的によって使い分けるようにして行きましょう。

手紙とはがきの違いとして意識しておきたいのは、

「はがきは略式的なもの」ということです。

はがきは略式的なものですから主文だけを書いても構いません。

ただし、はがきは不特定多数の方の目に触れる可能性があるため、誰に読まれても差し支えのないことを書くことがマナーです。

間違ってもお相手の個人情報などを書いてしまわないように注意しましょう。

逆に、手紙の場合は、前文、主文、末文という形で形式にのっとって書くのがマナーです。

必ず封書にして送りましょう。

また、細かいマナーとなりますが、筆記具は黒か青の万年筆かボールペンを使い、

封筒のあて名と手紙の本文は同じ筆記具で書くのがエチケットです。

手紙文の構成

手紙には前文、主文、末文、後付け、副文という基本的な構成があります。

それぞれで書く内容についてご説明していきます。

前文では何を書く?

前文では頭語や最初の挨拶文を書きます。

ここでは時候の挨拶やお相手の安否を問う挨拶や、自分の安否を述べる挨拶などが適切です。

頭語には「拝啓」を用いるのが一般的です。頭語の後に一字あけてから時候の挨拶を続けるのが良い形です。

時候の挨拶については月によって慣用的な言い回しがありますので、

下記の記事を参考にしてみてください。

あなたのミカター時候の挨拶

前文のきまり文句

以下に前文のきまり文句を列挙しますので、

是非参考にして下さい。

<相手の安否を問う挨拶>

「いかがお過ごしですか」
「その後お変わりございませんか」
「お健やかにお暮らしでしょうか」
「ご様子はいかがでしょうか」
「ご機嫌麗しくお過ごしでしょうか」

<相手の無事や繁栄を祝福する挨拶>

「お元気のことと存じます」
「お変わりなくお過ごしのことと存じます」
「ご無事にお過ごしのことと存じます」
「ご清栄のことと存じ上げます」
「貴社益々ご繁栄の段、お喜び申し上げます」

<自分の安否を述べる挨拶>

「当方、相変わらず元気に過ごしております」
「おかげさまで無事に暮らしております」
「おかげさまで無事に暮らしておりますので、ご休心下さい」
「当方一同、変わらず無事に暮らしております」
「家族一同、元気に過ごしておりますので、何とぞご安心下さい」

<無沙汰を詫びる挨拶>

「すっかりご無沙汰いたしました」
「日々のご無沙汰、心よりお詫び申し上げます」
「重ね重ねのご無沙汰申し訳ございません」
「長らくご無沙汰を重ねましたこと、どうぞお許し下さい」
「忙しさに紛れ、平素ご無沙汰ばかりで恐縮に存じます」

主文では何を書く?

主文は手紙の本題となる部分です。

主文というのは手紙の中でもっとも重要な部分になります。お相手にお伝えしたいことを明確にして、わかりやすく書くのが良い主文です。

末文では何を書く?

末文とは「終わりの挨拶」の部分です。
一般的な末文では
「まずはご報告まで」
「とりあえずお礼申し上げます」
という形で用件を一言でまとめるようにするのが良いです。

この後に、「結語」を加えるようにしてください。

結語とは、「拝啓」で始まる場合は「敬具」、「前略」で始まる場合は「草々」など頭語と結語はセットになっておりますので、注意しながら使用してください。

頭語と結語の関係について表にまとめておきますので

参考にしてみてください。

頭語 結語
改まった手紙の往信 謹啓・謹呈・恭敬 敬具・敬白・謹白・謹言・拝白
改まった手紙の返信 謹答・敬復・復啓 敬具・敬白・拝答・敬答・謹酬
一般的な手紙の往信 拝啓・拝呈・啓上・拝白 敬具・敬白・不一・以上
一般的な手紙の返信 拝復・復啓 敬具・敬白・不一
急用の手紙 急啓・急白・急呈 敬具・草々・不一・不尽・不備

 

末文のきまり文句

以下に末文のきまり文句を列挙しますので、

是非参考にして下さい。

 

<用件を結ぶ挨拶>

「まずは用件(お祝い・お知らせ・お願い・お礼・お詫び・ご返事・ご報告)まで」
「取り急ぎ用件まで」
「以上ご報告かたがたお願いまで」
「とりあえず近況お知らせまで」
「右略儀ながら書面にてお尋ね申し上げます」

<相手の健康・健闘を祈る挨拶>

「ご自愛のほどお祈りいたしております」
「くれぐれもご自愛下さいますように」
「末筆ながらご自愛をお祈り申し上げます」
「ご健勝を祈りいたします」
「一層のご活躍をお祈りいたしております」

<返事を待つ挨拶>

「ご返事お待ち申し上げます」
「ご返事願い上げます」
「お手数ながら、ご返事下さいますようお願い致します」
「ご多忙を拝察致しますが、何とぞご返事を賜りますようお願い申し上げます」

<伝言を頼む>

「奥様にもどうぞよろしく」
「末筆ながら、ご家族の皆様にくれぐれもよろしくお伝えください」
「母からも厚くお礼申し上げるようにとのことでございます」

後付けでは何を書く?

後付けとは日付や署名、あて名を書く部分となります。

あて名の敬称は「様」が一般的ですが、会社や団体に対する手紙の場合は「御中」を使用するのが一般的です。

副文では何を書く?

副文では主文で書きもらしたことを追加したり、念を押したいことについて短文で書きます。「追伸」などの起辞で書き始めるのが一般的です。

厳密なマナーという意味では目上の人には副文をつけないのが礼儀とされています。

まとめ

今回、本記事では手紙についてのマナーの基礎についてや、手紙の構成についてご紹介しました。

マナーの基礎のところでも触れましたが、「お相手に伝えたいことをわかりやすく書く」という所をちゃんと意識して書くことがまずは重要です。

マナーのことに気を取られすぎて、肝心の内容が分かりづらくなってしまわないように、一通りマナーについて理解しておき、参考にしながら自分なりの文章を書くというのが良いのかもしれません。

「ただマナー通りの手紙」ではなく「あなたらしさ」が手紙を通して相手に伝わると、すごく心のこもった手紙になるのではないでしょうか?

本記事を参考に、素敵な手紙を書いて頂けることを期待しております。