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卒業式でPTA会長として挨拶する方必読!注意点と例文のご紹介!

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この記事の所要時間: 945

PTA会長という役職につきものなのが、祝辞や挨拶等の「スピーチ」ですよね。
特に卒業式という場は生徒である子どもたちにとって大切な式典です。
PTA会長として、どんな内容で、どんな言葉でスピーチをすれば良いか困ってしまう方もいるのではないでしょうか。

また、大勢の前でスピーチすることはなかなか無いことですよね。

[char no=”2″ char=”若手秘書エリー”]今回の記事では、「卒業式のスピーチ」について、コツや注意したい点などについてご紹介していきます。[/char]

また、小学校、中学校、高校における卒業式のスピーチについても詳しくご説明いたします。
スピーチ相手の年齢によって内容を変えるのは大切なことですよね。
初めてPTA会長になり、卒業式のスピーチをするという方は勿論、なにか表現を探しているという方もご一読下さい。

スピーチの長さはどれくらいが適切なの?

卒業式でPTA会長が話すスピーチはどのくらい話して良いものか、なかなか迷ってしまいますよね。
長すぎるのも、生徒たちを飽きさせてしまうかもしれませんし、かといって短すぎるのも失礼に当たるかもしれません。
PTA会長がスピーチをするのにちょうどよい時間は3分~5分の間と言われています。
文量で言うと大体400字詰めの原稿用紙が3~4枚ほどでしょうか。
小学校の卒業式での挨拶は短めに、中学校や高校になるに連れて、内容の色濃いスピーチにしていけば良いと思われます。
かといって、そのまま目安を参考にスピーチを考えれば良いものでもありません。
小学生には、ゆっくりと聞き取りやすいように。
中学生、高校生になると話の理解力も上がるので通常のテンポで。
その対象となる生徒に合わせて話すスピードも考慮しなければなりません。
実際に喋ってみる等、文字数と時間をしっかりと練ることが大事ですね。

大まかな構成

ここからは、卒業式のスピーチをするにあたって、大まかな話の構成をご説明していきます。
基本的には、

1、生徒たちや保護者の方へのお祝いの言葉
2、生徒たちの成長について
3、未来に向けての話
4、先生方への労いとお礼
5、生徒たちへの激励

…といった構成が望ましいでしょう。
また、スピーチを考える上で、「格言」を引用したいという方もいるのではないでしょうか。
しかし、「校長先生や来賓の方との格言の内容の重複」は避けたいところです。
前もって、いくつか対策はしておいたほうが吉ですね。

2,3につきましては「具体的なエピソード」を入れると良いでしょう。
例えば、「学園祭」や「合唱発表会」などのイベントに合わせた生徒の成長エピソードや、自分自身の経験を交えてお話を練れると良いですね。
ただ、自分の経験を話す場合は「自慢話」にならないように気をつけて下さい。
あくまで卒業式の主役は生徒たちですからね。
「聞き手が共感できたり、イメージがし易いようなエピソード」を盛り込めると、聞き手も話をしっかりと聞いてくれると思います。

例文-小学校の場合-

小学校卒業式の際の祝辞のスピーチは、「易しい言葉で、聞き取りやすく、短めに」をモットーに考えてゆくと良いでしょう。
小学校6年生にも分かりやすい言葉で、途中で飽きないような文章を心がけるようにしたいですね。

以下、例文となります。

祝辞

今年、〇〇小学校卒業を迎える小学6年生の皆さん。
ご卒業おめでとう御座います。
保護者の皆様、お子様の小学校ご卒業、心からお祝い申します。

さて、〇〇年の〇月に、新しいランドセルを背負って皆さんはこの学校に入学してきましたね。
みなさんは、この学校に入学してきたあの日のことは覚えていますか?
黄色い帽子をかぶって、初めて皆さんが登校した日もよく覚えています。
新しい小学校という場にドキドキした人も、友だちができるか少し不安だった人もいたのではないでしょうか。

しかし、この6年間、皆さんはこの学校で毎日勉強に励み、仲間たちとともに成長してきました。
力を合わせて挑んだ運動会。皆で協力してまとめ上げた学習発表会。
皆さんの最上級生としての凛々しい姿は、今でも忘れられません。
この6年間、体が成長していくとともに、「心」もとても立派に成長していったと思います。
それまで別の幼稚園や保育園だったというクラスメイトは、今となってはかけがえのない仲間になったのではないでしょうか。

そんな立派な6年生だった皆さんも、今日からこの学校から羽ばたこうとしています。
皆さんは6年間過ごした学校に別れを告げ、新中学1年制として、それぞれの中学校へと飛び立ちます。
新しい環境に不安に思うかもしれません。
でも、この6年間で皆さんは本当に立派に成長しました。
この〇〇小学校で過ごした日々が、きっと力になるはずです。
ぜひ自信を持って、未来へと羽ばたいていって下さい。

校長先生はじめ教職員の皆様、6年間生徒たちを温かくご指導いただき有難うございました。
また、保護者の皆様のPTA活動へのご協力に感謝いたします。
この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。

皆さんの中学校でのご活躍をお祈り申し上げます。
本日はおめでとう御座いました。

〇〇年〇〇月〇〇日
〇〇小学校PTA会長〇〇

小学校の卒業スピーチでも、中学、高校の場合でも注意したい点として「保護者」の表現というものがあります。
色々な子どもたちのことを考えて「お母さん、お父さん」「ご両親」といった表現は避けて下さい。
せっかくの晴れの日に子供を傷つけないようにしましょう。

例文-中学校の場合-

中学校の卒業のスピーチだからといって、変に形式張る必要も、堅苦しい表現を使う必要もありません。
大事なのは、お祝いを伝える熱意と誠意です。

祝辞
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう御座います。
PTAを代表して皆さんにお祝いの言葉を申し述べたいと思います。

皆さんはこの3年間、どのように中学校生活を送りましたか?
勉学に励んだり、部活に一所懸命となったり、人によって様々な3年間だったと思います。

皆さんが、小学校から新中学生となった日。
教科別の授業や行事、部活動に最初は戸惑うこともあったのではないでしょうか。
しかし、この3年間、心身ともに成長されたと思います。
最上学年となった3年生の年、後輩を指導したり、受験勉強に熱中したりと、保護者から見てとても頼もしく思えたことも多々ありました。

さて、皆さんはこれから「義務教育」が終了となり、それぞれ違った道に羽ばたいていくこととなります。
今までとは違った「新しい環境」に苦悩することもあるでしょう。
自分の夢をひたすら目指す人も、夢を探している人もいるでしょう。
これから自分は、どのように生きれば良いかと悩むこともあるでしょう。
今まで皆さんは、保護者の方々や、先生、友人など、色んな人々と繋がりながら生きてきたと思います。
これからの人生、もっと多種多様な人々と繋がることでしょうし、きっと人々の繋がりが、皆さんを助けてくれるはずです。

人と人との繋がりこそが、人生を切り開いていくものだと私は考えます。
これからも、今までの人の繋がりに感謝しながら、どんどん自分の味方を増やしていきましょう。
今後の皆さんのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

校長先生はじめ教職員の皆様、今まで温かいご指導ありがとうございました。
また、保護者の皆様のPTA活動へのご協力に感謝いたします。

以上をもちまして私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

本日は、本当にご卒業おめでとうございます。

〇〇年〇〇月〇〇日
〇〇中学校PTA会長〇〇

こうしてみると小学校のスピーチから一点、人生における教訓めいたものも無いように含まれてきますね。
注意したい点としては、この「教訓」が前後の人と被ってしまうことのないように、ということでしょうか。
前日のうちに、校長先生に確認をとっておくのも手かもしれません。
また、前の人とかぶってしまった際は「〇〇様のお話にもありましたように~」といったように、話の重複を避けるのが良いでしょう。

例文-高校の場合-

高校卒業にむけたスピーチとなると、卒業生の進路のことについて気遣ったほうがよいでしょう。
中学校と比べて高校卒業となると、進路は就職か、進学かとなってきますよね。
中には志望校に受からなかった生徒もいるかもしれません。
全員をねぎらえるような言葉がけが出来ると良いですね。
以下、例文となります。

春のうららかな陽気の今日。
〇〇高等学校〇〇名の生徒の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
今まで温かく、時に厳しく、熱心にご指導頂きました、校長先生はじめ教職員の皆様。
支えていただき、誠に有難うございました。

さて、今日より皆さんはそれぞれの道へと羽ばたかれます。
これよりもっと勉学に励むひとも、就職し、社会へと出るひともいるでしょう。

しかし、皆さん。
これで勉強は終わったわけじゃありません。
イギリスの医学者の1人、ウィリアム・オスラーの名言にこんな言葉があります。
「25歳まで学べ、40歳まで研究せよ。60歳までに完成させよ」
大学受験は、18年生きてきた今までの集大成に過ぎません。
受験戦争を勝ち取った人も、そうでない人も、ここからが人生なのです。

進学しても就職しても、まだまだ学ぶことは続きます。
皆さんは18歳、まだまだいくらでも可能性のある、宝石の原石のようなものです。
これからの人生、ぜひ、色々な人に触れ、色々なことを学びながら、皆さんの中にある宝石の原石を磨いていって下さい。

本日は本当にご卒業おめでとうございました。

〇〇年〇〇月〇〇日
〇〇高等学校PTA会長〇〇

例文では、だいぶ短く締めていますね。
この例文のように、高校受験の結果がいずれにおいても、励ますことの出来るようなスピーチができると良いですね。
中学校では、激励するような文章でしたが、高校では一転して希望に溢れた祝辞をしてみるのも良いでしょう。

PTA会長として挨拶する時の注意点!!

小学校、中学校、高校、いずれにおいても忘れてはならないのが「主役は生徒」であることです。
中には、張り切ってしまうPTA会長の方もいるかもしれませんが、卒業式の主役は生徒であることを忘れずに念頭に置いておくべきでしょう。

「主役は生徒」でありますので、祝辞のスピーチでつまづかないようにするのも、生徒たちへの思いやりの1つです。
5日前から、スピーチを声に出して練習することをおすすめします。
大勢の人の前でのスピーチですから、緊張してしまう方もいるとは思いますが、生徒たちの卒業の門出を祝う思いを持っていれば、心穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
小学校、中学校、高校と、それぞれ祝辞のスピーチの「色」がありましたね。
人生の節目ですから、言葉は慎重に選びたいところです。
名言を提示したり、自身の経験をなぞらえるなど、様々な励ましがありますが、いちばん大事なのは「心から生徒たちの卒業の門出を祝う」ということなのではないでしょうか。
あまり、難しく考えずに、素直に出てきた言葉を紡いでゆくのが良いでしょう。