Pocket

この記事の所要時間: 728

大切な人やビジネスシーで送る手紙やメール。
親しい友人との手紙のやり取りとは別に、少しかしこまった書き方をしますよね。
ビジネスシーンで手紙やメールを書く際、そのマナーに注意しなければなりません。
そのマナーの中で「時候の挨拶」も1つのポイントでしょう。
とはいえ、「時候の挨拶」と一言にいいましても、どんなものを書けばよいか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
今回の記事では、「6月」に焦点を当てて時候の挨拶の具体例をご紹介していきます。
時候の挨拶が良くわからない方も、何か6月の言葉の表現を探している方も、ぜひご一読下さい。

時候の挨拶って?


時候の挨拶は手紙やメールを書く上で大切なマナーの1つです。
その時によった季節の言葉を盛り込んだ挨拶をするのがきまりとなっております。
その時、と言ってもざっくりとした春夏秋冬の区切りではなく、事細やかな季節の表現が重要となっています。
頭語(拝啓など)の後に時候の挨拶を続けるので、本当に冒頭の部分の挨拶と言っても良いでしょう。
季節の言葉を用いた時候の挨拶をすることは、読み手に好印象を抱かせる上で大切なポイントです。
道端で知人にあった際に「こんにちは」の後に「今日は良い天気ですね」と自然に続けるのが一般的ですよね。
時候の挨拶はその一連の流れを手紙に落とし込んだものでしょう。
手紙の挨拶だから、と固くならずに自然体で考えてみてはいかがでしょうか。

6月に適した時候の挨拶とは?

6月といえば「梅雨の時期」だと思い浮かべる方も多いでしょう。
湿度が高く、蒸し暑く、なんだか過ごしづらいような月でもある気がします。
そんな6月だからこそ、爽やかな表現を用いた時候の挨拶がしたいですね。
それでは、6月の時候の挨拶10例をご紹介していきます。

1、真夏の青空を恋しく思う今日このごろ
2、水を含む緑が鮮やかに目に映る季節となりました。
3、初蝉の声に本格的な夏の到来を感じます。
4、クチナシの花芳しい季節となりました。
5、雨露を弾く紫陽花の輝きが美しい今日このごろ。
6、しっとりした空気が肌寒くもあるこの頃。
7、さくらんぼの紅色が可愛らしい季節となりました。
8、梅雨明けを待ち遠しく思う今日このごろ。
9、今年ももう半年が過ぎ、時の流れを早く感じます。
10、梅雨明けの爽やかな青空が目に眩しいこの頃となりました。

6月を表す季節の言葉として以下のようなものもあります。

・初夏の候
・入梅の候
・桜桃の候
・薄暑の候
・霖雨の候
・梅雨の候
・夏至の候
・青葉の候
・長雨の候
・新緑の候

など
どこか落ち着いたような雰囲気の言葉が並びますね。
梅雨の薄暗くしっとりとした気候が反映されているのかもしれません。

時候の挨拶の意味を解説!

それでは、上に挙げた時候の挨拶の10の例文の意味を解説していきます。
ぜひ、この解説を参考にしてよりよい表現をみつけてみてください。

1、真夏の青空を恋しく思う今日このごろ

この時候の挨拶は、書き手の現在が梅雨の真っ只中だというシチュエーションを彷彿とさせます。空の青を恋しいと思うその様子からは、ずいぶんと空が晴れていないということがイメージできますね。「真夏の青空を恋しく思う今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか」と続けて相手の安否をうかがうのもよいでしょう。

2、水を含む緑が鮮やかに目に映る季節となりました。

6月の雨露したたる葉の様子を表現していますね。鮮やかという見た目の表現もより読み手に情景をイメージさせることが出来るでしょう。
どこか涼しげな様子も感じさせる時候の挨拶ですね。
6月中旬ごろ、梅雨の真っ盛りに使いたい時候の挨拶の1つです。

3、初蝉の声に本格的な夏の到来を感じます。

初蝉とありますから、これは梅雨の明ける頃に使える時候の挨拶でしょう。
蝉の鳴き声に夏を感じる方も多いのではないでしょうか。
共感の得やすい、わかりやすい時候の挨拶ですね。
活発な様子から、「貴社におかれましてはますますご発展のことと存じます」とポジティブな表現を重ねると良いでしょう。

4、クチナシの花芳しい季節となりました。

クチナシの開花時期は6月から7月に渡ります。
「芳しい」とありますから、きっとクチナシは満開の頃を表しているでしょう。
そうなるとしたら、6月中旬から7がつ初旬に使うのが吉でしょうか。

5、雨露を弾く紫陽花の輝きが美しい今日このごろ。

雨露とありますから、梅雨時期に使いたい時候の挨拶ですね。
紫陽花が雨露を弾く様子から、紫陽花の生命力溢れる様子がうかがえます。
「貴社におかれましてはますますご清栄のことと存じます」といったように、相手を気遣う言葉を続けると良いでしょう。

6、梅雨のしっとりした空気が肌寒くもあるこの頃。

梅雨寒という言葉があります。梅雨に時々訪れる季節外れの寒さのことを指します。
この時候の挨拶はまさにその梅雨寒について触れていますね。
「季節外れの寒さにお風邪などは召されてはないでしょうか」と相手を気遣うのが良いでしょう。

7、さくらんぼの紅色が可愛らしい季節となりました。

さくらんぼは6月の言葉とされています。とはいっても品種や地域にばらつきがあり、7月にも収穫されることもあるとか。時期としては6月中旬から7月中旬にかけて使いたい季節の言葉ですね。
「さくらんぼ」の「紅色」といったように、もののどんな様子か、どんな色かを詳しく表現することによって、読み手に情景をイメージさせることができます。
迷ったときには、具体的にその言葉を形容してみるのも手の1つです。

8、梅雨明けを待ち遠しく思う今日このごろ。

梅雨明けを待つ、とありますからなかなか梅雨の明けない6月の中旬や下旬に使える時候の挨拶なのではないでしょうか。
「待ち遠しく思う」なんて表現からはどこか夏の到来に期待しているのでしょう。

9、今年ももう半年が過ぎ、時の流れを早く感じます。

6月といえば、12ヶ月ある1年の中の半分とも言えますね。
半年ということで時の流れに焦点を当てたこの時候の挨拶は6月ならではでしょう。
「お変わりなくお過ごしでしょうか」と相手を気遣っておきたいところですね。

10、梅雨明けの爽やかな青空が目に眩しいこの頃となりました。

その表現の通り、梅雨明けに使いたい時候の挨拶です。
その清々しい様子からは、これから夏の本番が始まるといったような希望の色も見えますね。
「益々ご清祥のことと存じます」といったようなプラスの言葉を加えたいところです。

注意しておきたい6月の季節の表現!

6月を表現する言葉は様々ですが、その言葉一つ一つの使いどきを見極めなければなりません。
6月を表す言葉と一言にいいましても、季節は日々変わっていくものですよね。
季節の言葉の意味を注意しないと、時候の挨拶が時期も意味もちぐはぐになってしまうかもしれません。
時の書き損じと同様、一般的に言葉の間違いも失礼にあたりますから、ビジネスシーンにおいては特に注意したいですね。
ここからは、使い時に注意したい6月の季節の言葉をご紹介していきます。

季節の区切りとして、「二十四節気」というものがあります。
一年を24に分けたものを言い、起源は中国とされています。
6月では、「芒種」と「夏至」という表現がありますね。
芒種は6月6日を指し、穀物の種をまく時期だとされています。
また、夏至は6月21日の一番日照時間が長いとされる日のことをいいますね。
これらの表現は、「芒種も過ぎましたが…」「夏至の候となりましたね」等、定められている日付に近い時期に使うのが吉でしょう。

上旬、中旬、下旬で季節の言葉をわけるとしたら以下のようになるでしょう。

上旬…「梅雨」「入梅」「向暑」「長雨」「初夏」
中旬…「新緑」「紫陽花」
下旬…「梅雨明け」「梅雨晴れ」「夏至」

とはいいましても、6月の時候の挨拶につきましては、やはり「梅雨」に左右されると言っても過言ではありません。
梅雨はその年によって時期が異なってきます。
その年の「梅雨入り」「梅雨明け」に注意してさえいれば、大きな間違いをすることは無いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
6月は梅雨も相まって、どこかしっとりとしたような、落ち着いたような表現の言葉も多くありましたね。
一方で、紫陽花やさくらんぼ、雨雲から除く空色などといった色彩あふれる表現もありました。
雨のしとやかさを表した時候の挨拶も、自然の美しさを表した時候の挨拶も、どちらも素敵ですね。
気が沈みがちな梅雨の季節ではありますが、梅雨ならではの「美しさ」「楽しさlを見つけてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク