「自分は蚊に刺されやすいような気がする。」
そんな風に感じたことはありませんか?
蚊に刺されやすい人には、実は隠された特徴があったのです。
[char no=”2″ char=”若手秘書エリー”]今回はその特徴をご紹介しつつ、
刺されにくくなるために出来ることなどを、ご紹介していきましょう!
[/char]蚊に刺されやすい人の特徴とは?
では、蚊に刺されやすい方には、どのような特徴があるでしょうか?
<服が黒い>
黒だけに限ったことではありませんが、周囲の環境に馴染まない格好をしていると、蚊に認識されやすいようです。
蚊は白か黒かでしか色を感じ取れません。
そのため、暗い色を好み、白のような明るい色は嫌う傾向にあります。
<体温が高い>
服装と同じく動けば動くほど、その呼吸などから「相手が生きている」ことを判別しており、人間の吐く二酸化炭素を50m先から見つけています。
特に肥満傾向の方は、吐く息の量が多く、汗もかきやすいために狙われやすいと言われています。
<妊娠中>
妊娠した女性は平均して1.26℃ほど体温が上がります。
また、妊娠していると二酸化炭素の排気量が21%ほど増加するため、狙われやすい傾向にあります。
<ビールを飲む>
ビールのみに限ったことではありませんが、アルコールを摂取すると分解される際に、大量の二酸化炭素を排出します。
そのため、ビールなどを飲むと蚊に狙われやすくなります。
<血液型によるもの>
ある大学の研究室などで、どの血液型が刺されやすいという調査をしたことがあるそうです。
その結果は、O型が一番よく刺され、A型が一番刺されなかったという結果になりました。
数値的にはO型の方がA型の1.7倍も多く刺されるという傾向にあり、学会発表までされましたが、
残念ながら定説にはなっていないようです。
<蚊は夕方に活発になる>
人を刺す蚊として日本で代表的なのが、「ヒトマスシジカ」と「アカイエカ」です。
どちらも夕暮れ時、日没から2時間後くらいに行動が活発になると言われています。
また、実は蚊はいつでも人を刺す訳ではないことをご存知ですか?
普段は花の蜜や樹液を吸っています。
そして、血を吸うのは全てメスの蚊なのです。
メスの蚊は、卵を産む際に多くのタンパク質を必要とします。
その時ばかりは、花の蜜や樹液だけの栄養ではとても足りません。
蚊には6本の針があり、それを上手く使い分けています。
普段私達が見ている1本の針のような部分は、実は下唇にあたります。
この下唇が、6本の針の鞘(さや)になっているのです。
蚊の針6本のそれぞれの役割
1本目:ノコギリの刃のようになっており、肌を切り開いています。
2、3本目:周りの2本の針で、肌を切り開いた状態のまま支えています。
4本目:少し太めの針で、肌の中の毛細血管を探り当て、血を吸います。
5、6本目:吸血の補助のために、唾液を流し込みます。
蚊・吸血の瞬間
この唾液成分には、血液が凝固しづらくなる成分が含まれているので、滑らかに吸血することができます。
また、肌を切り開く時の痛みで気付かれないように、麻酔成分も含まれています。
しかし、この唾液はアレルギー反応を引き起こすため、かゆくなります。
必要なのはタンパク質のみのため、不必要な水分はお尻の部分から排出していきます。
1回に吸血している量は1mg以下で、満タンにしようとすると2mg程度になります。
蚊に刺されないためにできることは?
蚊に刺されないために、私達ができる対策はどういったことがあるでしょう?
まず、蚊から身を守るための服装として、長袖長ズボンを着用することです。
蚊が寄ってきても、この服装なら刺されることも少ないでしょう。
次に、先程もお話したように蚊は白か黒かで周りのものを認識しています。
その中でも、暗い色を好み、白い明るい色を嫌う傾向にあります。
ですから服の色もできるだけ明るい色を身に付けて、
少しでも蚊が寄り付かないようにしましょう。
最後にオススメなのが、「はっか」の匂いのするものを身に付けることです。
蚊除けのスプレーにも、同じ成分が含まれています。
また、柑橘系やライムといった香りにも、蚊を寄せ付けない効果があるようです。
屋外のヤブ蚊対策にヤブ蚊バリア
では、蚊が部屋に侵入してきた際にはどういったことをすれば良いでしょうか?
一つは、テレビをつけることです。
テレビの発する熱で、人間の体温よりも高いテレビ画面に寄っていくと言われています。
また、扇風機をつけて蚊を寄せ付けないという方法もあります。
蚊は体が数mm程度の小さな虫です。
飛行能力も時速2.4kmあまりで、扇風機の風の方が蚊の飛ぶ速さよりも強いのです。
スプレーボトルにはっかのエキスを希釈した物を入れ、扇風機に吹きかけると涼しくもなりますし、一石二鳥ですよ。
蚊に刺されるとこんなに怖いことが起きる!?
世界的に蚊を媒介にした感染症は多く発生し、特に熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。
日本国内ではこれまで流行したことのないものがほとんどですが、「日本脳炎」は毎年10人程度発生しています。
そのほか、「デング熱」や「マラリア」などがあります。
<日本脳炎>
日本脳炎ウイルスに感染しているブタ・ウマ・鳥類を吸血した蚊が、人を刺すことによって感染します。人から人への感染はありません。
こちらの主な症状としては、発熱・頭痛・嘔吐・吐き気・めまい・意識障害があります。
<デング熱>
近年ニュースにも取り上げられていますが、デングウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他の人を吸血することでウイルスに感染します。人から人へ直接感染するような病気ではありません。
こちらの主な症状としては、急激な発熱・発疹・頭痛・骨関節痛・筋肉痛・吐き気・嘔吐などがあります。
これまで過去60年間国内で感染した症例は報告されていませんでしたが、平成26年8月に国内感染症例が報告されました。
<マラリア>
感染したマラリア原虫の種によって、その病気や治療法も異なります。
主な症状は発熱・悪寒・倦怠感・頭痛・筋肉痛・関節痛があります。
亜熱帯マラリアでは、早期に適切な対応をしないと、短期間で重症化し死に至ることがあります。
そのほかにも「ウエストナイル熱」や「チクングニア熱」がありますが、
日本国内での感染例は認められていません。
また、これらのウイルスなどの影響で蚊が一番多くの人を殺めていると言われています。
その数なんと、約725,000人です。
ある人は「蚊週間」を設定して、蚊の恐ろしさを発展途上国に広く知らせるよう、訴えています。
まとめ
それでは最後に、蚊を発生させづらくする方法をご紹介します。
蚊を発生させにくくするには
蚊は水の流れのない小さな溜り場に卵を産みます。
卵が流される心配はありませんし、小さいたまり場ですと魚に食べられてしまう心配もありません。
生まれた卵は「ボウフラ」と呼ばれ、時々水溜りから顔を出して酸素を吸いながら、小さな微生物を食べます。
ですので、身の回りに植木鉢などの「水の溜まりやすい場所」がないかを確認してみましょう。
外で浮き草などを育てている方は、その容器に金魚やメダカなどの小さい魚を入れるようにしましょう。
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気が付いたら刺されていることの多い蚊ですが、こちらの知識で少しでも、被害に合われる回数が減りましたら、幸いです。