季節の行事

七夕の由来や意味は?笹に願い事を書いた短冊を飾るようになったのはなぜ?

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この記事の所要時間: 515

子供が保育園で七夕の飾りつけをするというお知らせがきました。
ちょっとした七夕会もするようなので、良い機会だし、七夕について子供に教えたいと思っています。
子供が分かりやすく説明できるように、ちゃんと正しいお話を説明したいので七夕の由来を調べました!
みなさんは正しい七夕の由来や、なんで飾りつけをするのか、笹を飾るのかご存知ですか?

七夕の由来となった物語とは?


七夕の由来は、中国に伝わる昔話から始まります。
天の川の西に、機織りが得意な「織姫」が住んでいました。天の川の東には、牛使いの「彦星」が住んでいました。
織姫の父である帝は、娘の結婚相手を探していました。真面目でよく働く彦星を気に入った帝は二人を結婚させました。
夫婦になった二人はとても仲良く暮らしたのですが、仲良くしすぎて、機織りや牛使いの仕事をさぼってしまうようになりました。
怒った帝は、二人を天の川の対岸に離れ離れにしました。
そして1年に1度だけ、七夕の夜に二人が合うことを許したのです。
七夕の夜迎えに来たカササギに乗って天の川を渡り、会えるようになりました。

織女星と呼ばれる琴座のベガと、彦星とされている鷲座のアルタイルは、旧暦の7月7日ごろに天の川をはさんで強く輝きます。そこから七夕のお話ができたと考えられているようです。
中国から日本に話が伝わったのは平安時代のことで、はじめは宮中行事として楽しまれていました。
江戸時代になってからは七夕行事が「七夕(しちせき)の節句」として庶民にも広がると、人々は食べ物をお供えして、機織りや習い事、詩歌の上達を願うようになりました。

七夕に願い事をするのはなぜ?


七夕にはお願い事をしたり、笹に願いを書いた短冊を吊るしたりします。
それは、織姫と彦星のように、願いがかなうようにという願いが込められています。
ご縁や恋愛についての願いだけでなく、織姫は機織りがとても上手だということで何かの上達を祈るのもよいとされています。

七夕が雨の日だったら織姫と彦星は会えないの?


七夕が近くなると、天気予報でも七夕の夜のことに触れるようになりますよね。
雨の予報だと「七夕は残念ながらお天気がすぐれないようですね」と言いますが、雨が降ると織姫と彦星は会えないのでしょうか?
実はこれは地域によって全く違うようです。
「雨が降ったら会えなくなる」というところもあれば「雨は、1年ぶりに会えた二人のうれし涙」だとする地域もあります。
ちなみに、旧暦の7月7日は現在でいうところの8月なので、あまり雨は降らず快晴が多かったようです。新暦になってから7月7日は梅雨の時期になってしまったんですね。

七夕に短冊に願い事を書くのはなぜ?


七夕と言えば笹につるした短冊をイメージする人が多いと思いますが、これはなぜなのでしょうか。
江戸時代に「七夕の節句」が庶民に伝わった時期は、ちょうど寺子屋で学ぶ人や、色々な習い事をする日が増えた時期でした。
機織りが上手な織姫のように、学習や習い事が上達するようにと願うようになりました。
短冊の色が「緑・赤・黄・白・黒」なのは、中国に伝わる五色(五色)でそれぞれの色に対応する「木・火・土・金・水」の5つの元素が世の中のすべての根源であるという考え方に由来しています。
短冊以外に飾るものにもちゃんと意味があるんですよ。
織姫の織り糸に由来する吹き流しや五色の糸。網のように切り目を入れた飾りは、大漁を願っています。他にも、長寿を祈って折り鶴を吊るしたり、金運上昇を願って財布や巾着を紙で折ったものをつるすこともあります。本物の財布を下げる地域もあるというのには驚きました!

七夕に笹を飾るのはなぜ?


短冊をや七夕飾りは、日本でも中国でも笹や竹にかけられます。
猛暑や寒い冬でも元気に育つ笹や竹は、神聖な植物として扱われてきました。不思議な力があり紙を宿すことができるとされてきたので、神事に使われることが多い植物なのです。
七夕で使った笹は、翌日には外します。昔は川に流していましたが今は川に流すというわけにはいかないので、ゴミの日に捨てるようにしましょう。
飾りに使ったものも一緒に捨てますが、願い事を書いた短冊だけは、近所の神社やお寺でお焚き上げしてもらうのもおすすめです。

七夕に食べる料理は何がある?


桃の節句や端午の節句と違い、七夕だからと言って特別に食べるものが思いつかなかったのですが、実は七夕にも「行事食」がちゃんとあるんです。
行事食というのは、その行事の時に食べることで無病息災を願ったり、邪気や穢れをはらったりするとされている食べ物です。
七夕の行事食は、そうめんです。
織姫の機織り糸をそうめんに見立てて、学習や習い事の上達を祈るために食べるという説や、そうめんを天の川に見立てたという説。小麦が毒を消す食べ物とされていたことが理由だという説があります。

日本で行われている、有名な七夕のお祭りや風習


全国ではいろいろな七夕まつりが行われています。
新暦の7月7日に行われるものもありますが、旧暦に合わせて行われるものもあるんですね。
いくつかご紹介しますので、七夕の時期のお出かけの参考にしてみてください。

ねぶた祭り 青森県青森市 「ねぶた」は、眠気を払うという言葉が由来。人形に穢れを移して、川や海に流すことで邪気祓いをするお祭り
七夕祭り 宮城県仙台市 全国で行われる七夕祭りの中でも、特に有名で観光客があちこちから訪れる。豪華な七夕飾りが飾られる
七夕人形 長野県松本市 子供の着物を着せた人形を軒先に吊るして厄払いをするという、珍しい風習がある

まとめ・感想・意見など


七夕と言えば織姫と彦星が会える日・・・という程度に考えていましたが、中国の星物語が由来だったり、日本の節句の一つだったりと調べてみて驚きました。
子供に話すのは星物語の方がいいかなぁと思いますが、大人として、七夕の由来や行事の楽しみ方を知っておくのはいいことだなと思います。
行事食であるそうめんは、暑さで食欲が落ちる七夕の時期にもぴったりですし、今年はそうめんを食べながら七夕について子供に話をするつもりです。