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まえがき
自分が小さかった頃、長期休暇を利用して、祖父母のお家に遊びに行ったことのある方も多いのではないでしょうか。
大人になってからも、両親に相談できないことを相談しに行く、なんて方もいらっしゃいますよね。
今回は、そんなお世話になった祖父母への感謝を伝える「敬老の日のお祝い」について、ご紹介します。

敬老日のお祝いは現金?プレゼント?

敬老の日とは、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされています。贈るものは、現金・プレゼントのどちらでもかまいません。
ただし、祖父母の年齢があまりに若いと傷つけてしまうかもしれませんので、還暦を迎える60歳や、お孫さんができたら等を基準にした方が良いかと思います。

目上の方に現金は失礼・マナー違反という話もありますが、各ご家庭によって考え方も違いますし、昨今では現金を贈る場合も増えています。たとえば「祖父母夫婦は温泉に行くのが好き」、「祖父母に楽器などの趣味があり、好みがよくわからない」といった場合には、現金で贈る方が喜ばれるかもしれません。

ご主人の祖父母に贈る場合は、今までにどういったプレゼントをしたことがあるか、そして、相手の性格や状況を考慮してから決められるのが良いかと思います。
もし現金に抵抗があるなら、商品券やカタログギフトを贈るといった方法もありますね。

敬老日のお祝いに現金を贈る際の相場・熨斗の書き方

一般的な相場は5,000~10,000円です。
ご家庭によっても様々ですので、ご夫婦でよく話し合って決めてください。

敬老の日のプレゼントで現金を送る場合、どのようにすれば良いか、悩まれるかと思います。その際には直接手渡しするか、現金書留で送ると良いでしょう。

書留とは、配達までの送達過程を記録し、郵便物等(ゆうパックを除く)が壊れてしまった、届かなかった場合等に、原則として差し出しの際お申し出のあった損害要償額の範囲内で、実損額を賠償してもらえます。
現金書留の書留料(郵便物本体の料金とは別のオプションだけの料金)は、損害賠償額が1万までは420円で、それを超えて5000円までごとに20円を加算していきます。
損害賠償額の限度額は、50万円までとされています。

熨斗に関してですが、紅白や金銀の水引き(みずひき)がついたものを用意しましょう。敬老の日は「何度でもお祝いしたい」ものですがから、ほどけやすい(何度でも繰り返せる)、ちょう結びの水引きにします。
特定の年齢をお祝いするものではありませんので、還暦や古希といった長寿の表書きがあるわけではありません。
一般的には、わかりやすい「祝 敬老の日」が多いようです。
また、その他にも「祝長寿」や「敬寿」といった、さまざまなケースが見られます。

かしこまった贈り物でなければ、「おじいちゃん・おばあちゃん いつもありがとう」や「いつまでもお元気で」等のメッセージを表書き代わりに入れることもあるようです。

敬老日のお祝いにお勧めのプレゼントは?

おじいちゃんに贈ると喜ばれるもの

名入れのお酒(焼酎やウイスキーなど、サーバー付きのものもある)
グルメギフト(昔食べて美味しかった物などあれば、そちらを準備しても良いでしょう。)
名前入りトロフィー、メダル
旅行券、旅行カタログギフト
家紋の刺繍

おばあちゃんに贈ると喜ばれるもの

お花(アマランサス、センニチコウ、松の花には不老長寿の意味があります)
名入れ箸
名前ちりばめ詩(氏名を頭文字に、お祝いの言葉を添えてもらえる)
和菓子、洋菓子
手作りアルバム

また、一般的に贈ると良くないとされる物もあります。
ご年配の方は「縁起」を重視される方も多いので、こういったものがあるということを押さえておきましょう。
好みのものがある場合は、一言添えて贈ると良いかと思います。

パジャマ(寝具)
ご年配の方には「床に就く」「深く眠る」ことを連想します。

鉢物の植物
割れ物ですので、割れる(別れる)ことを連想させます。
特に鉢物は、根がついているため、「床にねづく」と言われ、良くないとされています。

お茶系
葬儀で使われることの多いお茶は、死を連想させます。

文房具、時計
仕事や時間管理を連想するこれらは、「もっと勉強しなさい」や「時間を守りなさい」という意味になりますので、年配の方全般に良くないとされています。

ハンカチ、櫛
ハンカチは感じで手巾と書き、「手巾」を「手切れ」と読むので良くないとされています。
櫛(くし)は「苦」、「死」と連想せるので、良くないとされています。

下着、靴、靴下
肌に触れるものや身に付けるものなど、目上の人に贈るのはマナー違反とされています。

白い花、首が垂れている花
白い花は葬儀を、首が垂れている花は老いを連想させるので良くないとされています。

敬老日のお祝いにお勧めの料理メニューは?

お祝いの日だからといって、豪華な料理やオシャレな料理にこだわる必要はありません。
主役は祖父母のですので、「おじいちゃん・おばあちゃんの好物」を作るのが一番です。

ご年配の方も好まれて、お祝いの席でよく出されるものといえば「お赤飯」や「ちらし寿司」といったものが定番ですね。
「お赤飯」に用いられる小豆の赤い色には、古来より邪気を祓うとされています。
小豆を戻すのが大変な時は、炊飯器で簡単に炊けるお赤飯の素なども売られていますよ。
「ちらし寿司」はお刺身をのせて華やかさも出せますし、中に海老を入れると海老の赤い色が、小豆同様邪気を祓うとされています。

お赤飯の作り方

ちらし寿司の作り方

海老のほかにも、ブリやアワビが縁起のよい食べ物とされています。
ブリはお刺身でも良いですし、煮付け、照り焼きなど様々な調理法があります。
アワビも同様に、刺身、やわらか煮などの調理法があります。

ブリの照り焼きの作り方
https://youtu.be/-uzAql0dkVo

汁物には、アサリのお吸い物や、茶碗蒸しを出してもいいですね。
茶碗蒸しはとくに、子どもにも好まれるメニューの一つです。

茶碗蒸しの作り方
https://youtu.be/PeC8uoxyM0E

デザートには、食べやすいゼリーや羊羹が好まれますが、ケーキが好きな方もたくさんいます。また、旬の果物である梨やブドウを一緒に出しても良いですね。

敬老日のお祝いに沿えるメッセージは何を書く?ポイントと例文

「長寿を祝う日」という意味を込めて、自分の気持ちを素直に書くのが良いかと思います。
その際には、できれば「手書き」でしたためましょう。

自分の祖父母に贈る場合
「日頃の感謝の気持ちを込めて、大好きなおじいちゃん・おばあちゃんにプレゼントを贈ります。」

「おじいちゃん・おばあちゃんの元気な顔が見られるのが楽しみです。これからも元気で、長生きしてください。」

「おじいちゃん・おばあちゃんの喜んでくれる顔を思い浮かべて、プレゼントを選びました。これから冷える時期になります。体に気をつけてください。」

ご主人の祖父母に贈る場合
「いつもお心遣いをありがとうございます。いつまでも元気で楽しい日々をお過ごしください。」

「日頃の感謝の気持ちを込めて、贈り物を主人と選びました。良かったら使ってください。」

などがあります。
近況の報告等書きたいことが多い場合は、手紙にするという方法も良いでしょう。
メッセージカードに詰めすぎると、文字が小さくなってしまい、読みにくいということも考えられます。

まとめ
「敬老の日」と言ってもそのお祝いの仕方は様々で、相手に喜んでほしい気持ちが一番です。また、礼儀正しいところを見てもらい、「立派になったなぁ。」と成長を感じてもらえる良い機会だと思います。
その際にはぜひ、思い出話に花を咲かせてみてください。

浅葱 彰(あさぎ あきら)