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この記事の所要時間: 540

まえがき


結婚して実家を離れると、なかなか実家には帰らなくなってしまうものですよね。私もその一人で、もう数年実家に帰っていません。
今度久しぶりに実家に帰ることになったのですが、「ちょうどお彼岸に帰ってくるんだね~」といわれて、ふと疑問に思いました。
お彼岸って、春と秋にあるのは知っているけれど何をするイベントなんでしょうか。お墓参り以外には何をすればいいのか、季節によってやることは変わるのか。
今回は「お彼岸」について、やるべきことや気を付けるべきマナーについてご紹介します。

お彼岸とは?


お彼岸は、春分の日・秋分の日を中心にした前後3日を含む7日間のことをいいます。
単に「お彼岸」というときは春のお彼岸をさし、秋のお彼岸のことは「秋彼岸」というそうです。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から出て真西に沈むので、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
そもそも「彼岸」とは、仏教であの世(極楽浄土)を意味します。
太陽が真西に沈むお彼岸の時期は、はあの世とこの世が近くなる時期です。あの世に通じやすくなることから、この時期に先祖供養をするようになりました。
お彼岸にはいるタイミングで仏壇をきれいに掃除し、お彼岸の間は毎日朝晩ろうそくを灯してお線香をあげます。
お彼岸の期間には、お寺で彼岸法要、施餓鬼(せがき)供養が行われます。ご先祖様を供養のであれば、事前にお願いできるお寺を探しておくとスムーズです。

お彼岸のお墓参りいつ行くのが良い?期間外でも大丈夫?


お彼岸の時期のいつお墓参りに行くのかに、決まりはありません。
何日目に行っても大丈夫ですし、お彼岸の時期に忙しくてお墓参りができなければ、時期をずらしても問題ないです。
お彼岸に入る日を「彼岸入り」、お彼岸が終わる日を「彼岸明け」といいます。2018年(平成30年)のお彼岸期間を例に、ご紹介します。

彼岸入り

中日

彼岸明け

春のお彼岸

3月18日(日)

3月21日(水)春分の日

3月24日(土)

秋のお彼岸

9月20日(木)

9月23日(日)秋分の日

9月26日(水)

お彼岸のお墓参りでは何をするの?


お墓参りの作法は宗教や宗派、地域によって違いますが、大事なのはご先祖様に感謝して故人を偲ぶことです。家族や親戚と一緒にお墓参りをするだけでも、ご先祖様は喜んでくれるはずですよ。
今回は、一般的な持ち物や、お墓参りの方法をご紹介します。
【持ち物】
数珠、お線香、ろうそく、マッチやライター、お花(仏花)、お供え物(お菓子や果物、お酒、故人が好きだったもの)、お供え物を置くための半紙、手桶、柄杓(ひしゃく)、ほうき、たわし、はぶらし、布、ゴミ袋
【一般的なお墓参りの方法】
①お墓周りの掃除をする
周りのごみを捨て、雑草を抜きます。
墓石に水をかけて、たわしやはぶらしでこすって洗いましょう。
墓石に水をかける場合は、人の身体に水をかけるときと同じように、後ろから前に流すようにかけると丁寧です。
洗い終わったら、布で水をふきとりましょう。
②打ち水をする
柄杓に水をくんで、墓石に水をかけます。
③お供え物を置く
花立にお花を入れ、水をそそぎます。
花の茎は斜めになるように切り口を切ると、花が日持ちしますよ。
お水や食べ物は直接置かず、半紙にのせてからお供えするようにしましょう。
④ろうそくとお線香をあげる
お線香は1本ずつあげる場合や、束にしてあげる場合があります。
立てずに寝かせて置く場合もあるそうです、宗派や地域によってまったく違うんですね。
一緒にお参りする家族や親戚に確認しましょう。
⑤合掌してお参りをする
お参りをするときは、しゃがんで合掌しましょう。数珠をもってきている場合は、ここで使います。
ご先祖様へのご挨拶や報告、感謝の言葉などをお伝えしましょう。
⑥片づけをする
基本的には持ってきたものを全て持ち帰ります。
とくに食べ物は鳥や動物に食べて荒らされることがあるので忘れないように。火を使った場合は必ず鎮火していることを確認しましょう。

お墓参りのお供え物は何がいい?


お墓参りに行くときは、掃除道具の他にお供え物も持っていきます。
お彼岸のお供えには、果物やお菓子、お酒などが一般的です。
蓮や菊などの形をした落雁(らくがん)というお菓子も供えられることが多く、お盆用品コーナーでお彼岸の時期によく目にします。
お花は菊を中心に飾りますが、お彼岸の時期は「仏花」としてアレンジされた花束を売っている花屋がほとんどです。

お彼岸のお墓参りに行くときに注意すること


お墓参りに行く日は、掃除をしたりお供え物をしたりするので、午前中に行って昼過ぎには帰るのが一般的なようです。墓地によっては管理室が開いている時間しかお墓参りができないところもあるので、注意しましょう。
服装にも決まりはありませんが、派手な服装や明るい色は避けた方が無難です。掃除をすることを考えると、多少汚れてもいい服装で行く方が安心かと思います。
彼岸法要の予定がある場合は、礼服で行くのがマナーです。
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、お彼岸は季節の切り替わるタイミングなので、軽く羽織れる上着も用意しておくといいでしょう。
お供え物は基本的にすべて持ち帰ります。お花に限ってはいけたままで大丈夫な墓地もあります。

お彼岸のお供えにされる、「ぼたもち」「おはぎ」


お彼岸の時期はぼたもちを作ってお供え物にしたり、食べたりすることが多くあります。
「ぼたもち」と「おはぎ」は基本的に同じもので、最近では「ぼたもち」の時期でも「おはぎ」という呼び方をされることの方が増えています。
春のお彼岸は牡丹の花が咲く時期で、あずきの粒を牡丹に見立ててつくることから「ぼたもち」と呼ばれるようになりました。秋のお彼岸の時期は、萩の季節なので、「おはぎ」と呼ばれます。

まとめ・感想・意見など


お彼岸は春分の日・秋分の日それぞれを中心にした7日間ということなんですね。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として国民の祝日に定められています。
秋のお彼岸は、敬老の日と合わせて大型連休(シルバーウィーク)になる年もあります。
お墓参りはお墓を掃除するだけではなく、春の息吹や秋の豊作を感じ、自然の恵みに感謝し、ご先祖様をしのびながら今の自分を見つめなおす機会にするのはどうでしょうか。

ライターネーム:ANZU

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