まえがき
友人などの知り合いが家を建てるとなった時、お祝いとして「新築祝い」を友人に贈りたいですよね。
でも、いざ新築祝いを贈ろうとしても、何を贈ったら良いのか、どのくらいの値段のものを用意すればよいのか、迷ってしまいますよね。
今回の記事では、「友人への新築祝い」に注目して記事を書いていこうと思います。
新築祝いの相場や、オススメの贈り物などもご紹介していきますので、ぜひご一読下さい!
「新築祝い」と「引越し祝い」の違いって?
「家を新築する」ということは、人生の中で最も大きな買い物であると言えるでしょう。
家を建てるには、それ相応の大きな金額が必要ですし、一生懸命働いたお金で、生涯の財産となる家をたてるということは、大変めでたいことでありますよね。
友人や知人、親戚が家を新築したなら、ぜひお祝いをしてあげたいところです。
そもそも新築祝いとはどのようなものか、ここでご説明いたしますね。
新築祝いは、「新しく住居を建てたこと」を祝うものです。
新しく家を建てた場合、お店を新しく新築した場合でも、「新築祝い」を贈るとされています。
そのほか、「新築のマンション」に入居する場合も「新築祝い」にあたります。
マンションに入居することになった友人や知人、親戚がいたら、その入居するマンションが「新築のものかどうか」を調べて「新築祝い」もしくは「引越し祝い」を贈るようにしましょう。

ここで気になってくるのが、「新築祝い」と「引越し祝い」、どのような違いがあるのかですよね。
新築祝いが「新しく建てた住居に入居する場合に贈るもの」というのに対して、引越し祝いは「新築ではない、中古の住居に入居する場合に贈るもの」であるとされています。
新築の住居に入居することがめでたいことであるのは勿論ですが、中古の住居を購入し、入居するのも、めでたいことであります。
ですから、中古の住居に入居する場合も、「引越し祝い」をするとされていますね。
その他、「賃貸物件から賃貸物件に引っ越しする場合」も「引越し祝い」をするとされますが、「持ち家」とは意味合いが異なりますので、引越し祝いではなく「餞別」として送る場合もあるようですよ。
また、会社などのオフィスやお店が別の場所に移転する場合は、引越し祝いではなく「移転祝い」となります。
転勤での引っ越しの場合は「栄転祝い」もしくは「昇進祝い」となるようです。
ケースによって「新築祝い」「引越し祝い」「移転祝い」…と、祝い方が違ってきますので、気をつけたいポイントでもありますね。

新築祝いの相場!友人から送る場合はいくら位?
新築祝いには、お祝い金をいくらか包むのが一般的です。
でも、友人へ新築祝いを送る場合、どのくらいお金を包めばよいのか、悩んでしまうのではないでしょうか。
相手である友人は、家を新築したとなれば、きっとその喜びでいっぱいであると思います。
お祝いすると共に、その気持ちも盛り上げてあげたいですよね。
だからといって、そんなに多くお金を包んでしまっては、相手は恐縮してしまうかもしれません。
今後とも良好な関係を気づいていくためにも、ここで相場を知っておきましょう。
友人への新築祝いのお祝い金は、
「五千円~三万円」
…と、金額の幅がなかなか幅が大きくあります。
お祝い金をどのくらいにするかを考えるポイントとして、以下の3つがあります。
1、親密度
どんなに仲が良いか、考えてみましょう。
2、お世話になっているかどうか
普段からどれほどお世話になっているか、お礼の気持も考えてみて下さい。
3、関係性
今後、相手である友人とどのような関係を気づいていきたいかも検討してみましょう。
以上の3つを考えながら、お祝い金の金額を決めてみてくださいね。

新築祝いを贈る時期はいつくらいが良い?
新築祝いを贈るタイミング、それは新築の「お披露目会」に参加する際だと言われています。
直接お祝いの言葉とともに新築祝いを贈れたら、相手も嬉しく思ってくれるはずです。
それでも、お披露目の際には都合がつかず、行くことが出来ない場合もあると思います。
その際は、できるだけ早く新築祝いを相手に送るのがマナーとなっています。
具体的には、新居が完成してから30日の間だとされています。
しかし、最近では「新居が完成してからすぐは、相手も落ち着いておらず大変だろう」ということで、新居が完成してから半月から2ヶ月までの間に贈ってよいという意見もあります。
新築披露も「落ち着いてから」という方も増えているようです。
新築祝いを送る時期も、だんだんと範囲が広くなっているようですね。
また、新築から少し落ち着いた1ヶ月頃からは、相手もだんだん家に足りないもの、欲しいものもわかってくる頃合いだとされています。
新築祝いとして、相手である友人に「何が必要か」リクエストをもらい、その品を贈っても良いと言えるでしょう。

新築祝いを贈る時の熨斗はどうする?
新築祝いを贈る際の熨斗をどうすれば良いかご説明いたしますね。
まず、のし袋は紅白の蝶結びのあるものが良いとされています。
蝶結びは、何度でも結び直しができる結びです。
新築祝いのようなお祝いは、何度起きても嬉しいお祝いということで、蝶結びの水引のあるものにしましょう。
また、表書きについて。
表書きの上段には「御祝」「祝御新築」「御新築祝」「御新築居御祝」といったように書くと良いとされています。
下段には贈り主である自分の名前をフルネームで書いてくださいね。

新築祝いにお金以外を贈りたい場合のお勧めのお祝い品と注意点は?
新築祝いには、お祝い金以外にも喜ばれるものがあるでしょう。
お金以外でも、予算の相場はお金を包む場合と同様と考えて下さい。
以下に、お勧めの贈り物をまとめました。
インテリア、植物
花瓶や置き時計が、新築祝いのインテリアの贈り物の定番とされています。
観葉植物や、鉢植えのお花も良いでしょう。
新築祝いにお勧めの観葉植物は、育てやすい「パキラ」「コンシンネ」「オーガスタ」「エバフレッシュ」は如何でしょう。
「幸福の木」とされる「ドラセナ」も、お祝い全般に贈られる観葉植物ですね。
鉢植えの花は蘭などが無難とされていますが、花束のような様々な花をあつめたバスケットもお勧めです。
長く飾れるドライフラワーも喜ばれるのではないでしょうか。
食品
お酒やスイーツなども、喜ばれる新築祝いの贈り物の一つです。
万人受けし、老若男女好みを問わないのも魅力的でしょう。
お菓子の詰め合わせは勿論、お酒が好きな方であればお酒を贈るのも良いでしょう。
上質な調味料なども喜ばれそうですね。

キッチン用品
グラスやお皿などの食器や、包丁などといった調理器具も喜ばれる新築祝いの一つですね。
でも、相手によっては「食器や調理器具はもう揃っているので、もうたくさん」という方もいるかも知れません。
事前に相手に聞いておくと良いと良いと思いますよ。
家電製品
新築祝いに最新の家電製品を贈ることは、大変喜ばれることでしょう。
相手も気持ち新たに新しい家電製品を迎えられたら気持ちが良いと思います。
掃除機やコーヒーメーカーも定番の贈り物ですね。
中には、最新のコンパクトな体重計を贈る方もいるそうです。
案外見落としがちでもよく使う体重計。
「健康で居てね」という意味も込めて贈ると良いですね。
ここまで、喜んでもらえそうな新築祝いの贈り物についてご紹介してきましたが、物を贈る際には、注意しなくてはいけない点がいくつかあります。
以下にご紹介しましょう。
新築祝いの贈り物への注意点!
・火に関係するもの、赤いもの
これは火事を連想させ、縁起が悪いとされています。
ストーブやトースター、フライパンなど一見便利で必要に見えるものでも、新築祝いには贈ってはいけません。
火を連想させる物、赤い色のものは避けて選んでくださいね。
・壁に穴を開けないといけないもの
これは、新築の壁を傷つけなければいけないということで、NGとされています。
壁掛け時計や絵画などは、壁に釘を刺さないといけないものが多いですよね。
新築の壁をすぐ傷つけてしまうのをとても嫌がる人もいます。
注意したいポイントの一つですね。
・履物
靴や靴下、スリッパなどの履物は「相手を踏みつける」という意味になり、贈り物にしてはいけない品の一つであります。
いくら良い品でも、相手を下に見るような意味と捉えられてしまいますので、選ぶのを避けてくださいね。
また、玄関マットやカーペットも同様な意味となりますので注意が必要です。
以上のポイントに注意しながら、新築祝いを選んでみてくださいね。

まとめ
ここまで友人への新築祝いについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
家を新しく立てるということは、人生の一大行事です。
友人の喜びを一緒に祝うのは勿論、気をつけるべきポイントに注意しながら、新築祝いを贈ってくださいね。
